トップ » BOOK » Unreal Engine 5で極めるゲーム開発

Unreal Engine 5で極めるゲーム開発

サンプルデータと動画で学ぶゲーム制作プロジェクト

著者:湊 和久

定価 5,940円(本体5,400円+税10%)
発行・発売 株式会社 ボーンデジタル
ISBN 978-4-86246-553-5
総ページ数 832ページ
サイズ B5正寸、オールカラー
発売日 2023年8月中旬

本書の特徴

◆決定版解説書『Unreal Engine 4で極めるゲーム開発』(通称「極め本」)を完全リニューアル!◆
◆ゲーム制作に必須の”知識”と”経験”がハンズオンで身につく一冊!◆

本書は、アンリアルエンジン(以降、UE)製のゲーム開発現場に参加したUE未経験の開発者に向けて、環境移行のトレーニングを行うことを第一の目的とする入門書です。実際のゲーム開発において、UEの各機能を“どのような順番で、どのように組み合わせていくのか”にフォーカスしています。また、高校で情報の授業が始まり、就職者の多くが職種によらず情報科学の基礎知識を習得している新時代を意識して、いわゆる「非技術職」の基礎知識を底上げし、知識の足並みを揃えることにも注力しました。

全章を通じて学生からジュニア(新卒社員)レベルの開発者が読める難易度に仕上げてあります。一本のゲームを作るプロセスを経験したことがない読者のために、開発プロセスや基礎知識の説明やワークショップにページを割きました。また、手短ではありますが、3Dゲーム開発に必要な基礎知識を身に着けるための記事や参考文献も導入しています。

本書の各章は、原則として座学と実践に分かれています。座学編では知識や操作方法を学び、実践編ではサンプルゲームをハンズオンで開発しながら学びます。また、章単位のプロジェクトデータを使い、特定の章をピンポイントで学ぶこともできます。本書を読み終えたころには、楽しく遊べるサンプルゲームの完成品とともに、ゲーム開発の基礎知識と技術が身についていることでしょう。
独学の人だけでなく、分業制のゲームプロジェクトにおけるトレーニングや、ゲーム会社の研修素材、学校教材としてもご使用いただけます。

また本書では、操作手順や動作確認の一部を収録した動画をYouTubeにアップロードしており、誌面に掲載されているQRコードから簡単に参照いただけます。その他、ハンズオンをサポートする目的として、実際の作業画面を収録した動画ファイルを追加コンテンツとして提供予定です(詳しくは、「ダウンロード」の項目をご確認ください)。

■前著『Unreal Engine 4で極めるゲーム開発』からのリニューアルポイント!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前著をベースにおきつつ、構成を大幅に変更し、9割以上を書き直しました。
前著が「ゲーム開発を知らないと読めないUE開発入門書」だったのに対し、今著ではある程度のゲーム開発入門書を兼ねられるよう強化しています。

・前著の90%以上を完全リニューアルし、新章を多く追加
・座学パートと実践パートに分かれたおよそ60章の大ボリュームで、プロトタイプからプロダクションまでの現代的なゲーム開発プロセスを擬似体験
・「必読の章」と読み飛ばしに対応した「任意の章」の2段構えでニーズに合わせた学習計画が立てられる
・章ごとに適性職種やジュニア向け、中堅向け、シニア向けなどの学習目安を表示
・サンプルゲーム開発工程に組み込まれた理解度チェック問題(解答付き)で学びを定着
・数学、ベクトル、三角関数、基礎物理、デバッグなどゲーム開発に必要な基礎知識を実践的に復習できる章を追加
・シーケンサー、Quixel Megascans、フォリッジ、ナイアガラ、ブループリントインターフェース、カスタムコンポーネントなど、UE4.7から今日までに追加された新機能や、前著で取り上げなかった機能を扱う章を導入
・UE5時代の新標準であるモデリングモード、強化された入力システム、Nanite、Lumen、Metasound(※追加のドキュメント)をカバー
・発展的な学習のために参考文献を網羅
・3Dゲーム開発が初めての読者のために、ゲーム感覚で進められるワークショップや、最低限の基礎知識を学べる章を追加
・物理エンジンの章に物理学を復習する記事、マテリアルの章に物理ベースレンダリングを概説する記事など、技術のベースとなる基礎知識の座学記事を追加
・座学パートと索引、トピックごとに細分化した章構成により、読破後も使いやすいリファレンスとして利用可能
・QRコードで主要な動画に簡単アクセス
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

各付録データは、ボーンデジタルのGoogle Driveにて提供しています。

【ダウンロードデータ】
以下のリンクをクリックし、[ダウンロード]ボタンをクリックするとページが切り替わりますので、さらに[このままダウンロード]をクリックするとダウンロードが開始されます。
※各zipファイルは、ファイル名末尾の数字(例「1_0_0」)で更新バージョンを管理しています。データに更新が入ると管理番号とともにアップデート(差し替え)が行われます。更新・公開情報は当ページ下部の【付録データ更新情報】をご確認ください。
※zipファイルの「解凍方法」が分からない方は、こちらの動画をご確認ください。

リソース(PaperNinja_Resource_1_0_2.zip 823MB)

章単位プロジェクトデータ(PaperNinja_ChapterProject_1_0_0.zip 1.2GB)

オフライン版QR動画(PaperNinja_YouTube_0_9_0.zip 2.02GB)

【Googleドキュメント アクセスリンク】
以下のリンクをクリックをクリックすると、本編設問「通過ノ試練」解答ドキュメントが開きます。

「通過ノ試練」解答ドキュメント(Googleドキュメント)
※当ドキュメントは2023年8月15日現在で一部(終盤)を加筆・修正中ですが、中盤までの章については問題なくお使いいただけます。ただし、より良い解答・解説ページを目指して、予告なく修正・アップデートが行われます。

【付録データに関する今後の公開予定】
――――――――――――――――――――――――
【付録データの配布遅延についてのお詫び】
下記の追加コンテンツにつきまして、公開が遅延しておりますことお詫び申し上げます。下記のスケジュールでの公開に向け作業を進めておりますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。

■追加ドキュメント(主に第58章~第62章の付録ドキュメント)・・・・2024年春~夏にかけて順次公開予定
■ハンズオン動画・・・・2024年中に順次公開予定
※公開日時は事前の予告なしに変更される場合がございます。当ページを定期的にご確認いただくことをお勧めします。
――――――――――――――――――――――――

【付録データご使用上の注意】

  • 付録のデータはすべて、データファイル制作者が著作権を有します。著作権者の了解無しに、有償無償に関わらず、原則として各データを第三者に配布することはできません。
  • データファイルを使用することによって生じた偶発的または間接的な損害について、出版社ならびにデータファイル制作者は、いかなる責任も負うものではありません。
  • 本でータは予告なくアップデートが行われますので、定期的にご確認いただくことをお勧めします。データの更新情報は、次の【付録データ更新情報】をご確認ください。

【付録データ更新情報】
▶2023年9月4日 「章単位プロジェクトデータ(PaperNinja_ChapterProject_1_0_0.zip)」を公開しました。※当データの使い方等については、データ内の「README」テキストおよび「動画ファイル(HowToUse)」をご確認ください。
▶2023年9月1日 リソースデータの更新を行いました(最新バージョン「PaperNinja_Resource_1_0_2.zip」)。※更新内容の詳細は、データ内の「README」テキストをご確認ください。
▶2023年8月16日 「オフライン版QR動画(PaperNinja_YouTube_0_9_0.zip)」を公開しました。※当データは、8/16時点で動画ファイル2点(「17章p.224」「26章p.355」)が未完成となっています。8月中を目途にこの2点を追加した更新データ「1_0_0」に差し替えが行われる予定となります。
▶2023年8月15日 リソースデータの更新を行いました(最新バージョン「PaperNinja_Resource_1_0_1.zip」)。※更新内容の詳細は、データ内の「README」テキストをご確認ください。
▶2023年8月3日 「本編設問「通過ノ試練」解答ドキュメント(Googleドキュメント)」を公開しました。
▶2023年8月3日 「リソース(PaperNinja_Resource_1_0_0.zip)」を公開しました。

発売日以降に発見された「誤り」および「不十分な記述」を下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
※先頭の数字(例:「▼➋」)は、奥付に記載の重版表記「第●刷」で修正対応済みの項目を表しています。数字のない項目は次回重版時に修正対応予定になります。
最終更新日時:2023年9月4日

——————————————————————————————————————-

▼ <第4章>p.33下部の「脚注5」の記述に誤りがありました。

【誤】
注5 このクリックで何か操作するのを避けたければ、ボタン)でクリックするとよいでしょう。

【正】
注5 このクリックで何か操作するのを避けたければ、ボタン)でクリックするとよいでしょう。

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第4章>p.37「4.3節」>「やってみよう!」内の記述に誤りがありました。※こちらは「DragMe」でもたどり着けるよう、後日「付録データ」の更新を行います。

【誤】
[コンテンツ>DragMe> Training]フォルダの

【正】
[コンテンツ>Maps> Training]フォルダの

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第6章>p.69「6.3.1項」>「手順2」内の記述に誤りがありました。

【誤】
図6.5で上から2番目の項目

【正】
図6.5で上から2番目の項目

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第7章>p.99「通過ノ試練」>「問①」および「問③」内の記述に誤りがありました。※こちらの訂正につきましては、「解答ドキュメント」のほうでもカバーしています。

問①:Y座標の値に「-」(マイナス)が抜けていました。
【誤】
(Radius=100, Height=10)の シリンダー を(X=400, Y=400, Z=300) に配置し、

【正】
(Radius=100, Height=10)の シリンダー を(X=400, Y=400, Z=300) に配置し、

問③:数値は合っていますが、座標の「Y=」の表記が抜けていました。
【誤】
[GearTop]の位置を(X=400, -400, Z=90)まで下げてください(図7.66)。

【正】
[GearTop]の位置を(X=400, Y=-400, Z=90)まで下げてください(図7.66)。

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第8章>p.112「8.3.4項」>「アーティストからの連絡:」内の記述に誤りがありました。正しくは、側面部分と床面部分のファイルパス(「/~」)が逆になります。

【誤】
お疲れ様です。[SM_Floor]の側面部分に、
/Script/Engine.Material’/Game/Environment/Materials/M_Floor.M_Floor’
を、床面部分に、
/Script/Engine.Material’/Game/Environment/Materials/M_FloorSide.M_FloorSide’
の割り当てをお願いいたします。

【正】
お疲れ様です。[SM_Floor]の側面部分に、
/Script/Engine.Material’/Game/Environment/Materials/M_FloorSide.M_FloorSide’
を、床面部分に、
/Script/Engine.Material’/Game/Environment/Materials/M_Floor.M_Floor’
の割り当てをお願いいたします。

——————————————————————————————————————-

▼➋ p.163「Column D」>「補足」記事内の記述に誤りがありました。

【誤】
根源つの無料コンテンツ」

【正】
今月の無料コンテンツ」

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第14章>「14.1.2項」>p.175「ポーン」内の記述に誤りがありました。

【誤】
プレイヤーやAI が操作する二人の格闘家()は、

【正】
プレイヤーやAI が操作する二人の格闘家()は、

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第23章>p.302「通過ノ試練」内に不十分な記述がありました。

【誤】
本項の手順を参考にして、敵機が巻物を横取りできなくなるように、

【正】
本項の手順を参考にして、[Test_Trigger]を再度ロードし、敵機が巻物を横取りできなくなるように、

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第24章>p.322「24.6.4項」>「動作確認」内に不十分な記述がありました。

【誤】
前項と同じ手順でテストを行い、修正ができていることを確認しましょう。

【正】
前項と同じ手順でテストを行い、修正ができていることを確認しましょう。また、次節に進む前に[イベントTick]と[Draw Debug Arrow]の接続を切断しておきます。

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第25章>p.342「25.5.3項」>「手順7」>「図25.55」の紙面上のサイズが小さく、細かい数値が見えないとのお問い合わせがありましたので、下記をご参照ください。


図25.55
——————————————————————————————————————-

▼➋ <第30章>p.418「通過ノ試練」>「問③」内の記述に誤りがありました。※「2」のままでもハンズオンは成立しますが、「1」のほうが執筆意図に沿っています。※こちらの訂正につきましては、「解答ドキュメント」のほうでもカバーしています。

【誤】
ステージ1をロードし、[West JumpCube Y=2]の[Destination]プロパティを

【正】
ステージ1をロードし、[West JumpCube Y=1]の[Destination]プロパティを

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第33章>p.464「33.3.2項」の見出し(タイトル)に誤りがありました。※こちらは、「目次」も併せて修正いたします。

【誤】
33.3.2 インデックスの変数化と循環アクセス

【正】
33.3.2 インデックス変数の循環アクセス

——————————————————————————————————————-

▼ <第33章>p.468「33.6.2項」>「手順2」内の記述に誤りがありました。

【誤】
[マイブループリント]パネルで[TargetPoint]型の変数を追加し、

【正】
[マイブループリント]パネルで[PatrolPoint]型の変数を追加し、

——————————————————————————————————————-

▼➋ <第56章>p.774「56.3.1項」>「手順4」内の記述に誤りがありました。

【誤】
[FXS_Goal]をダブルクリックして、

【正】
[FXS_Chest]をダブルクリックして、

——————————————————————————————————————-

目次

第1部 はじめに
第1章 はじめに
第2章 UE5のインストール
第3章 3Dゲーム開発 キホンのキ
第4章 UE5のインターフェースと基本的な操作方法
第5章 ゲーム制作の段階とワークフロー

第2部 プロトタイピング
第6章 プロジェクトを始動する
第7章 グレーボクシング
第8章 基本的なアセットのインポート
第9章 スタティックメッシュのコリジョンの基本
第10章 スケルタルメッシュのインポートと組み込み
第11章 コンテンツブラウザとアセットの管理
第12章 サブレベルとレイヤー
第13章 超入門! クラスとインスタンス
第14章 基本的なクラスを作成する
第15章 UE5ブループリント入門
第16章 アクタの動かし方
第17章 ベクトル補講
第18章 移動コンポーネントでアクタを動かす
第19章 入力を取ってキャラを動かす
第20章 ナビゲーションシステムでアクタを動かす
第21章 ヒットよるインタラクションの実現
第22章 トリガーによるインタラクションの実現
第23章 フロー制御
第24章 ブループリントデバッグの基本
第25章 タイムライン活用術
第26章 シーケンサーでアクタを動かす
第27章 独自のイベントを作る
第28章 生と死と
第29章 継承入門
第30章 変数
第31章 関数
第32章 BP発展Ⅰ – デリゲートとバインド
第33章 BP発展Ⅱ – 配列と構造体
第34章 BP発展Ⅲ – マクロ決死圏
第35章 BP発展Ⅳ – BPインターフェース
第36章 物理エンジンの世界
第37章 コリジョン徹底入門
第38章 コリジョン徹底入門 クエリー編
第39章 コンストレイント
第40章 コンポーネントを使い込む
第41章 敵キャラクターのAIに挑戦する
第42章 三角関数補講
第43章 トランスフォーム超入門

第3部 プリプロダクションとプロダクション
第44章 物理アセットを作り込む
第45章 スケルタルメッシュアニメーション
第46章 マテリアル入門
第47章 テクスチャマッピング
第48章 マテリアルインスタンス
第49章 ちょっと高度なマテリアル
第50章 メッシング
第51章 Quixel Megascansを活用する
第52章 メッシュペイント
第53章 フォリッジ
第54章 ポストプロセス
第55章 光と影
第56章 パーティクルシステムを使う
第57章 チェックポイント