ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック4

- 監修:萩野達也、小田実、益子貴寛
- 著者:小田実、益子貴寛、樋口進、高橋次郎、野口貴史、磯田たみよ、神谷克也、吉岡英理子、中嶋文彦、吉田直樹、中野俊司、細川英樹、山本聰、長澤大輔、植木真、佐藤伸哉、横堀直之、坂本貴史、境祐司、長谷川恭久
- 定価:本体2,838円 + 税
- 発行・発売:株式会社 ボーンデジタル
- ISBN:978-4-86267-020-5
- 総ページ数:272 ページ
- サイズ:A5判、2色
発売日:2007年12月25日

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あなたのビジネスを、次元の違う成功へと導く方法とは?
急速にメディア力をつけたインターネット。企業戦略におけるWebサイト・サービスは、もはや活用される段階を過ぎ、戦略の根幹そのものと見なされるようになっています。今、ビジネスパーソンやプロデューサーが認識すべき、現状把握~戦略立案~具体化の術は何なのか、また経営層や制作プロジェクトとのHUBとして果たすべき役割とは何なのか、ネット専門のコンサルティングファームがその真髄をお届けします。
戦略から戦術まで、Webプロデューサーの実務ノウハウを網羅的に解説!
本書の提唱する、Web プロデューサーとは?
多くの書籍、そして多くのプロジェクトの現場では、まだまだプロデュースとディレクションの境界は不明確であり、多くの書籍でもその状況を反映してWebプロデューサーの業務を明確に書いたものは少ないと言えます。
この書籍では、プロデューサー=ビジネスの成功に責任を持つ者、ディレクター=作品の完成度に責任を持つ者と定義し、企業に待望されるWebプロデューサーの戦略や戦術の立案、実施、評価についてのノウハウを、専門コンサルタントが凝縮したものです。
インターネットビジネスをプロデュースすることの本質
企業における多くのインターネットビジネスのプロジェクトは、既存のビジネスをインターネット上に置き換えたに過ぎないものが多く、次元の異なる成功に発展しているケースはまだまだ少ないのが現状です。本書は、そのような数少ないケースの細やかな解説やビジネス環境を物語る豊富なデータ類から、成功するビジネスのためのヒントを提供しています。
書籍の概要
第1章 インターネットビジネスのプロデュース
ビジネスとしての成功に責任を持つWebプロデューサーの職務定義をもとに、事業計画の策定ステップやビジネス推進上のポイントを整理する。
第2章 インターネットビジネスの環境
インターネットのメディア特性から生活者の行動や消費マインドの変遷、関連法規や著作権まで、インターネットビジネスを取り巻く市場環境を概観する。
第3章 インターネットビジネスのモデル
ビジネス活用を牽引するECビジネスやソフトウェアビジネス、生活者の変化を受けてさまざまなアプローチが行われているソーシャルメディアビジネス、技術革新により活況を呈するモバイルビジネスの4つから、主要なビジネスモデルを理解する。
第4章 マーケティングと集客施策
なぜ企業にとってインターネットによるビジネス変革が求められるのかをマーケティング理論の枠組みで捉え、推進する戦術について最新の広告やマーケティングのアプローチとともに解説する。
第5章 Webサイトのプロデュース
事業計画を受けて、Webサイトやサービスは、どのように生まれ、計画され、マネジメントされるのか。プロジェクトの設計とマネジメントはプロデューサーの主要な職務である。ディレクターはそれに基づいてプロジェクトを推進するため、ビジネスの成功にとっても非常に重要なステップといえる。この章では、プロジェクト計画、プロジェクト管理の2つの軸で、プロデュース実務を整理する。
第6章 Webサイトの設計
近年のWebサイトやサービスの開発では、企業のビジネス目的の実現とユーザーエクスペリエンスの最適化のために、設計工程が欠かせない存在となっている。この章では、情報アーキテクチャの基本的な考え方から、ペルソナやユーザーシナリオの設定、情報の組織化・構造化といった全体構造の設計まで、Webサイト設計の上流工程について確認する。
補章 Webの概念と未来像
インターネット、なかでもWWWとブラウジング環境のしくみと変遷にフォーカスする。さらに、Webを利用したコミュニケーションの変化やマーケティングの動向を通じて、ユーザーエクスペリエンスの最適化についても見通しておく。
- はじめに
- 本書の使い方
1章:インターネットビジネスのプロデュース
- 1-1 インターネットをビジネスに活用するとは
- 1-2 Webプロデューサーの役割
- 1-3 事業計画の策定
- 1-4 ビジネスの推進
- 1-5 ビジネスのクロージング
2章:インターネットビジネスの環境
- 2-1 インターネットの市場価値と影響力
- 2-2 インターネットのメディア特性とビジネスのKSF①
- 2-3 インターネットのメディア特性とビジネスのKSF②
- 2-4 生活者のネット行動と消費マインド①
- 2-5 生活者のネット行動と消費マインド②
- 2-6 インターネットビジネス/Webサイトに関連する法規
- 2-7 著作権
3章:インターネットビジネスのモデル
- 3-1 Webによるビジネスの変革
- 3-2 ECビジネス① 基本スキーム
- 3-3 ECビジネス② ユーザーの特性と売り場差別化
- 3-4 ソフトウエアビジネス① Webサービスの開発
- 3-5 ソフトウエアビジネス② サービスとしてのソフトウエア
- 3-6 ソーシャルメディア① ソーシャルメディアとは
- 3-7 ソーシャルメディア② 収益事業としての活用
- 3-8 ソーシャルメディア③ 広報・リサーチ用途としての活用
- 3-9 モバイルビジネス① モバイルコンテンツ
- 3-10 モバイルビジネス② モバイルコマース
- 3-11 モバイルビジネス③ モバイルソリューション
4章:マーケティングと集客施策
- 4-1 企業や事業の戦略とマーケティング
- 4-2 インターネット広告
- 4-3 アフィリエイト広告
- 4-4 キーワードマーケティング
- 4-5 SEOと検索エンジン対策
- 4-6 SEMと検索連動型広告
- 4-7 ランディングページの最適化
- 4-8 モバイルマーケティングの進化
- 4-9 モバイル情報配信
- 4-10 モバイル広告
- 4-11 モバイルキャンペーン
- 4-12 クチコミマーケティング
- 4-13 マーケティング効果検証
- 4-14 コーポレートコミュニケーション
- 4-15 ネットでのブランディング
5章:Webサイトのプロデュース
- 5-1 企業におけるWebサイト運営
- 5-2 Webサイトの運営体制
- 5-3 プロジェクトの流れ
- 5-4 提案依頼、提案依頼書(RFP)
- 5-5 要件定義
- 5-6 プロジェクト計画、計画書
- 5-7 プロジェクトマネージャー(PM)の役割
- 5-8 リソース管理
- 5-9 スケジュール管理
- 5-10 品質管理
- 5-11 Web標準とページ制作
- 5-12 アクセシビリティの基礎知識
6章:Webサイトの設計
- 6-1 情報構造設計の重要性
- 6-2 Webユーザビリティ
- 6-3 ペルソナとユーザーシナリオ
- 6-4 全体構造の設計
- 6-5 ハイレベルサイトマップ
補章:Webの概念と未来像
- 1 WWWの仕組み
- 2 ブラウジング環境
- 3 ユーザーの成熟と高まるリテラシー
※書店でお買い求めの際には、予め在庫をご確認ください。≫取扱い店舗
※PDF書籍に関しては書店販売を行っておりません。
正誤表 / ダウンロード
正誤表
本書に誤り、または不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
P.114 左カラム 14行目
【誤】③事業・商品開発戦略
【正】③市場開拓戦略
P.114 右カラム 4行目
【誤】②市場開拓戦略
【正】②事業・商品開発戦略
P.143 「WOMMAによる倫理規定」⑨および⑩
【正】
⑨私は、ブロガーに評価してもらうための製品を送付する場合に、ブロガーは製品に関するコメントを書く義務はないことを理解しています。ブロガーが 製品を返送することは自由です。
⑩送付した製品についてブロガーがコメントを書いた場合、私は率先して製品の出所を開示するよう依頼します。