製品概要
拡張可能な大容量コンピューター
マネージメントシステム
Deadlineは手間のかからないWindows、Linux、macOSベースのレンダーファーム、管理、計算マネージメントツールキットです。レンダーファームおよびすべてのサイズのクラスター計算に、柔軟で広範囲のマネージメントオプションを提供します。
Deadlineは70以上のコンテンツ作成アプリケーションに対応し、サーバーやワークステーションのみでなく、スタジオやオフィス内のすべてのマシーンをレンダーファームとして簡単に構築ができ、全てのリソースを有効に活用する革命的なソリューションです。
DeadlineはThinkbox Software社のスケーラブルな大容量の計算管理ソリューションの最新バージョンです。
究極のスケーラビリティのために、Deadlineは、既存の永久ライセンスと一時ライセンスとともに、ローカルとクラウドベースのファームの両方で動作するオンデマンド計量型ライセンスが導入されています。使用量は分単位で計測でき、Thinkboxのeコマースポータルを経由して購入し、昼夜問わず、管理することができます。また、Thinkboxのeコマースポータルは選択したサードパーティ製コンテンツ作成アプリケーションやプラグインをオンデマンドの分単位ライセンスをホストしています。詳細はDeadlineオン・デマンド ウェブページを御覧ください。
Deadlineは、仮想プライベートネットワーク(VPN)を必要としない、ユーザーが安全に公共のインターネットを介してレンダリングファームへ接続(SSL)し、リモートオフィスからの操作で、クラウドベースのレンダリングをを可能にするプロキシサーバーのアプリケーションを追加しています。ユーザーインターフェイスの更新は、新しいサンドボックスPhython環境が追加のレンダリングと安定性を提供しながら、インタラクティブなモニタリングを向上させています。。
強固で安定したオペレーション
Deadlineの独自のアーキテクチャは、高い拡張性を有するデータベースと、ベーシックなファイル共有システムを使用する事で、レンダーファームを管理するのに、集中管理型のアプリケーションを必要としません。データベースと、ファイルサーバーが起動している限り、Deadlineを動作させる事が可能です。
直観的なユーザーインターフェイス
クリエイティブであることを念頭に設計されたDeadlineのインターフェイスは、アーティストからの広範なフィードバックに応じて進化してきました。柔軟かつ直観的なインターフェイスは、すべてのプラットフォームで、アーティストや管理者に統一されたエクスピリエンスを提供します。
ジョブを送信した際、Deadlineは3ds Max、After Effects、AutoCAD、Blender、Cinema 4D、Clarisse iFX、Composite、Fusion、Generation、Hiero、Houdini、Lightwave、Maya、Messiah、Microstation、Modo、Nuke、RealFlow、Rhino、SketchUp 3D、Softimageおよび Vue のための統合スクリプトを送信し、クロスアプリケーション タスクに対応した快適なネイティブ環境を提供します。
サポートするソフトウェア
Deadlineは70以上のレンダリングソフトウェアをサポートしています。
詳しくは、サポートするソフトウェア タブをご確認ください。
柔軟なライセンスオプション
Deadlineは、従来のフローティングライセンスモデルの提供を続けつつ、新たな使用量ベースのライセンスモデル(UBL)の提供を始めました。これらのライセンスモデルは、どちらかのみの使用を制限するものでなく、ローカル、リモート、クラウドベースレンダリングを横断して、個別もしくは同時に使用する事が可能です。
UBLのモデルは、Thinkboxストアにて、レンダリング需要に合わせ時間単位で、プリペイドで購入する事ができます。レンダリング時間を購入後、レンダーノードは分単位でレンダリング時間を消費します。消費は実際にレンダリングをしている時のみ消費されます。(アイドル時やオフライン時には消費されません。)例えば、レンダリング時間を24時間購入したのであれば、1レンダーノードで使用すれば1日、2レンダーノードで使用すれば半日、12レンダーノードで使用すれば2時間使用する事が可能です。
また、Deadlineは、サードパーティの使用料ベースのライセンス(3PL)も提供します。3PLは、UBLと似た形式ですが、Deadlineを通してレンダリングする際に、様々なサードパーティ製製品のライセンスも使用する事が異なります。UBLは既存でお持ちの各製品の永久ライセンスと組み合わせて使用ができ、Deadlineは自動的に既存のライセンスを優先的に使うように構成する事が可能です。
カスタマイズとスクリプト
PythonベースのプラグインAPIを使用して、皆様のパイプラインに合わせてカスタマイズしたり、インハウスアプリケーションをサポートするプラグインを作成する事が可能です。ジョブが送信された際や、レンダリングが終わった際に、パイプラインツールをアップデートするイベントトリガーとなるプラグインを作成する事すら可能です。また、クラウドプラグインを作成し、パブリック、もしくはプライベートのクラウドプロバイダー上のVMをコントロールする事も可能です。ジョブスクリプトは、ジョブが開始された際、終了した際、レンダーする前および後に実行する操作や、独自のディペンデンシーを作成する事が可能です。
柔軟な ジョブ スケジューリング
数値設定によるジョブ優先順位により、複数の部門間のマシーングループ、プール、および特定のジョブマシーンのリストへの、分散レンダリングリソースを明示的に制御する事が可能です。ジョブ、アセット、スクリプトの使用状況を見ながら、レンダリングジョブの開始を制限し、レンダリングアプリケーションおよびプラグイン双方のライセンス使用を制限する事が可能です。デフォルトでは、先着順、バランス、もしくは加重型のオプションを選択いただけます。
ソフトウェアを起動し、 それぞれのマシンに任意のワーカー数を設定します。各ワーカーは独自の名前を付け、任意のプールリスト、グループに割り当てる事ができます。これによりジョブ毎に別々に動作させる事が可能です。一つの高性能なマシーンには複数3Dのコンポジティング、シミュレーション ジョブを同時に処理する事ができます。同一マシーン上では一つのDeadlineライセンスで、複数のワーカーインスタンスを実行する事が可能です。
通知機能
Deadlineはジョブの完了や失敗を自動E-メール通知、もしくはユーザーマシーン上にポップアップで通知する設定が可能です。
管理者は、電源管理、停止したワーカー、ライセンスの問題、その他ファーム上で発生した問題の通知設定が可能です。
統計情報の収集
Deadlineは自動的にジョブとレンダーファーム統計情報をデータベースに保存します。統計はモニターもしくは、カスタムパイプラインツールでデータベースから取得する事が可能です。
ShotGrid、ftrack、およびNIMの統合
Deadlineはデータのシームレスなレンダリングとレビューフローを可能にするShotGridとの統合がされています。レンダージョブが送信されると、自動的にキーメタデータと共に ShotGrid上にバージョンが作成されます。レンダリングが完了すると、ShotGrid上では、サムネイルイメージ、フレームへのパス、レンダリングステータス、およびプレイバックリンクが更新されます。またDeadlineはレンダリング終了時に、自動的に、ムービおよび/もしくはフィルムストリップをアップデートする事が可能です。その後、ShotGridはリンクと共にターゲットを絞った通知を送信します。スタジオは様々な状況でバージョンを表示、レポートを作成、そしてプレイリストを作り、ShotGridの注釈機能を使用し、レビューを行うことが可能です。
Deadlineとftrackの統合は、シームレスなレンダリングとレビューを可能にします。Deadlineがレンダリングを開始した際、キーメタデータを使用して、ftrack上にアセットバージョンを自動的に作成します。レンダリングが終了すると、Deadlineは自動的に適切にバージョンをアップデートします。サムネイルイメージがアップロードされ、ジョブの出力パスからコンポネントを作成(ftrack Location pluginを使用)、そして、バージョンはレビーにフラグ付けされます。
MIM LabsのNIMパイプラインマネージメントツールとの統合は、NIMレンダーの作成と、ジョブが完了したさいに、自動的にサムネイルとムービーをNIMにアップロードできます。NIMはAfter Effects、Cinema4D、HIERO、MAYAおよびNUKEの統合されたサブミッターオプション内から選択できます。他のアプリケーションはNIMがサポートした際に追加される予定です。
これらの統合により、Deadlineはアーティストがレンダリング状況を監視する必要を無くし、シームレスにレンダリングからレビューを可能にします。
DRAFT
Draftはシンプルな合成機能を提供するツールです。Pythonスクリプトで動作する機能を公開するPythonライブラリーとして実装されています。DraftはDeadlineと共に使用するために密接に統合されるように設計されていますが、スタンドアロンツールとして使用するこ事も可能です。
DeadlineのDraftプラグインを使用して、アーティストはレンダリングジョブが終了した後に、自動的にレンダリングされたフレームに簡単な合成操作を行うことができます。また、別の画像形式に変換したり、デイリーズ用にQuickTimeを生成する事ができます。
DraftはDeadlineの有効サポートサブスクリプションを有する方には追加費用無しでご利用いただけます。ご利用をご希望の場合はsales@borndigital.co.jpまでお問合せください。
JIGSAW および タイル レンダリング
JIGSAWは3ds Max、Maya、Modo、およびRhinoで利用が可能な、大きなフレームを任意のサイズのタイルに分割し、レンダーファームに割り振る機能です。分割されたタイルのレンダリングが終了すると、Draftを使用して最終画像を自動的に組み立てます。特定のタイルのみを再レンダリングする事も可能で、自動的にオリジナル画像の上にコンポジットを行います。
簡単なインストールとアップグレード配布
Deadlineはインストールとコンフィグレーションをスムーズかつ、効率的にするため、厳密な分析を行ってきました。詳細なドキュメントが提供されておりインストールされる様々なコンポネントを解説し、ステップ バイ ステップの手順を解説します。加えて、Deadlineは中央管理によるレンダーファーム全体の自動アップグレード機能を持っています。これにより大幅な時間の節約が可能になります。
オートコンフィグレーション機能により、ワーカー毎に個別に新しい設定をする必要が無くなり、効率的にレンダーファームを拡張する事が可能になります。リポジトリのパス、ライセンスサーバー、および追加設定は、特定の1カ所で設定ができ、ワーカーが起動した際に自動的に配信する事が可能です。
ワーカー スケジューリングとアイドル検出
ワーカーの開始と停止を1日の時間に基づいて設定する事で、ワークステーションを1晩中レンダーファームに割り当てる事が可能です。また、マシンが一定時間アイドル状態になった場合にレンダーファームに割り当て、再び使用された場合に解除する事ができます。
その他にも、CPUの使用率、メモリの使用率、実行中のプロセスをワーカーを実行する前に確認することや、ワーカーが実行される前に警告を表示し、マシーンを使用している場合にアーティストにワーカー起動を遅らせる選択をさせる事も可能です。
ローカル ワーカー コントロール
アーティストは各自のマシーンのワーカーアプリケーションの動作状況を監視とコントロールが可能です。特にワーカーがサービスとして起動している場合に有効です。特定のユーザーからのジョブや特定のマシーンからのジョブをすべてレンダリングする必要がある場合、あなたのワーカーのアイドル検出設定を上書、もしくはワーカーのジョブを Dequeuing Modeに変更し、コントロールする事が可能です。
リモートコントロールとファーム管理
リアルタイムにワーカーからのログをストリーミング、もしくは、ワーカー インスタンスの起動、停止、再起動をリモートモニタから行うことができます。加えて、ソフトウェアのロールアウトやインスタンスをアップデートするために単一、もしくはグループのリモートマシーン上で任意のコマンドラインを実行します。(アプリケーション、コマンドライン操作、もしくはバッチファイル)
さらに、Deadlineはカスタムスクリプトを使用し、VNC、Remote Desktop Connection、Apple Remote DesktopおよびRadminとシームレスに統合されています。これらのスクリプトを変更、もしくは新たに作成し、他のリモートアクセスソフトウェアをサポートする事も可能です。
アクセスコントロールと監査
全てのユーザーが自身のジョブを調整するために、全アクセス権を与えられている一方、User Group Managementシステムによりユーザーが誤って他のジョブを中断させる事を防いでいます。そして、管理者はユーザーグループに対し使用可能なアクションタイプを設定する事ができます。オプションのパスワード保護されたスーパーユーザーモードによるグローバルなネットワーク管理が可能です。
ジョブもしくはワーカーに影響を与える、全てのコマンドは、元のユーザーとマシーン名と共にログに記載されます。これにより、プロジェクトマネージャーやスーパーバイザーを含む、全員が確実に変更を追跡でき、問題のトラブルシューティングが可能となります。また、同時に各ユーザーがチームの一員としての責任と協力をする事を促進します。
電力消費の軽減
アイドル中のマシーンのシャットダウンや必要に応じて再起動をするPower Management機能により電力消費を軽減する事が可能です。
この機能はWake on LANをサポートするレンダーファーム マシーンで利用可能です。
評価ライセンス(体験版)
機能制限なしの評価版ライセンスの発行が可能です。
ご希望の方はボーンデジタルソフト事業部までお問合せください。
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動作環境
データーベース
DeadlineはMongoDBをデータベースとして使用します。
MongoDBを必要とします。レポジトリーインストーラーを使用して、MongoDBデータベースをインストール、もしくは、既存のMongoDB (正式対応されるバージョンは 3.6.21 から 4.2.x まで) を使用する事が可能です。
データベースは下記OSをサポートしています。
- Windows Server 2012 以上(64bit のみ)
- Linux (64bit)
-
- ○ Ubuntu 18.04 以上
-
- ○ Debian 9 以上
-
- ○ CentOS 7 以上
-
- ○ RHEL 7 以上
- macOS 10.13 (High Sierra) 以上(64bit)
データベース最小構成
- 64bit アーキテクチャ
- 8 GB RAM 以上
- 4 Cores 以上のCPU
- RAID もしくはSSDディスク
- 20 GB以上の空き容量
※MongoDBはすべてのデータがRAMに収まり、書込みが高速なディスクを有する場合に最もパフォーマンスを発揮します。また、大規模なファームは、必要に応じてRAMとコアをスケールアップするもしくは、データベースシャーディングする必要があります。MongoDBは32bit環境にもインストール可能ですが、データサイズが2GBに制限されたり、クラッシュなどの障害があった際にリペアに必要となるジャンーナリング機能が使用でき無いなど、多くの制限があり、テスト環境以外の使用は推奨しません。MongoDBに関しての詳細はこちらをご確認ください。
■Windows
Server向けのWindowsシステム以外をデータベースのホストとして使用する場合(8.1もしくは10) TCP/IPに毎秒、同時10接続制限があります。もしレンダーファームが10台以上のPCで構成される場合、この制限に常に当たる可能性があります。これはOS側の制限のため、回避策はありません。データベースホストは、Windows Serverエディション、もしくはLinux等他のOSを推奨します。
■Linux
Linuxシステムをデータベースのホストとして使用する場合、接続の問題を回避するために、適切に設定されている事を確認してください。
詳細は『Database and Repository Installation Guide』を確認してください。
※Linux環境時の注意:
MongoDBをNon-Uniform Access Memory(NUMA)環境で動かさないでください。パフォーマンスの低下やシステムプロセスの使用率が高くなる等、システム上の問題が多く発生する可能性があります。
Linuxカーネル 2.6.36以上の環境にインストールしてください。
Ex4もしくはXFSファイルシステム環境にインストールしてください。
データベースファイルを所持するストレージボリュームの”atime”もしくはrelatime”をオフにしてください。パフォーマンスに大きく影響がでます。
“hugepages”仮想メモリーページを使用しないでください。MongoDBは”nomal”仮想メモリーページの方がより良いパフォーマンスを発揮します。
■macOS
macOSシステムをデータベースのホストとして使用する場合、接続の問題を回避するために、適切に設定されている事を確認してください。
詳細は『Database and Repository Installation Guide』を確認してください。
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レポジトリ
レポジトリとはファイルとフォルダの集合体です。そのため、どんなオペレーションシステムの任意の共有タイプにインストールする事が可能です。
一般的なリポジトリは下記となります。
- Windows Server
- Linux
- FreeBSD
レポジトリはどんなオペレーションシステムにもインストール可能ですが、レポジトリインストーラーは下記のオペレーションシステムのみサポートしています。異なるオペレーションシステム間にインストールする場合、まず初めにネットワークに共有フォルダを構築してください。そして下記レポジトリインストーラを下記いずれかのOS上で起動し、作成した共有フォルダをインストール先に選んでください。
■Windows (64-bit のみ)
- Windows 8.1 以上
- Windows Server 2012 以上
■Linux (64-bit のみ)
- Ubuntu 18.04 以上
- Debian 9 以上
- Fedora 30 以上
- CentOS 7 以上
- RHEL 7 以上
■macOS (64-bit のみ)
- 10.13 (High Sierra) 以上
※非サーバー版Windows OS(10もしくは11)はMicrosoftより追加のユーザーアクセスライセンスを購入している場合を除き、通常、同時接続を10クライアント未満に制限されています。これは10台のPC(レンダーノードもしくはワークステーション)がレポジトリーにアクセスした際に、アクセスを拒否され、予期しない動作をする可能性があります。この制限はOSに由来する物で、回避策はありません。そのため、サーバーエディションのWindows OS、もしくはLinuxやFreeBSD等、他のOSを使用する事を推奨します。
※必要ハードウェア構成は、主にジョブと共にシーンファイルや補助ファイルを送信するか如何かに依存します。もしリポジトリPCがクライアントにファイルも提供する場合、アセットサーバーと同様なハードウェア構成を考える必要があります。既にアセットサーバーを有している場合、レポジトリをインストールするだけで使用可能です。
もし、ジョブと共に、シーンファイルを送信しない場合、(既にネットワーク上に保存されている場合)強力なハードウェア構成を必要としません。
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クライアント
クライアントはWindows、Linux、macOS にインストール可能です。昨今のレンダリングアプリケーション要件は、クライアント要件を超えています。つまり、レンダリングに十分なPCパワーがあれば、クライアントアプリケーションを実行する事が可能です。
“Pulse“もしくは”Balancer“を選択し、データベースおよびレポジトリと同じPCで実行する場合、クライアントも同じPCにインストールする必要があります。
クライアントは下記オペレーションシステムをサポートします。
■Windows (64-bit のみ)
- Windows 10 以上
- Windows Server 2012 以上
■Linux (64-bit のみ)
- Ubuntu 18.04 以上
- Debian 9 以上
- Fedora 30 以上
- CentOS 7 以上
- RHEL 7 以上
■macOS (64-bit のみ)
- 10.13 (High Sierra) 以上
※Linux上でDeadlineアプリケーションを使用する場合、いくつかのlsb(Linux Standard Base)パッケージからインストールされるライブラリーに依存関係を持ちます。全ての依存ファイルを確実にインストールするため、Full版のlsbパッケージをインストールする事を推奨します。
※CentOS 7 はデフォルトではlsbパッケージをインストールされていません。必ずインストールが必要となります。また、Deadlineアプリケーションを実行するLinuxには、-nogui flagで実行されている事に関わらず、libX11およびlibXext がインストールされている必要があります。これらは【Idle Detection】機能を使用するのに必要となります。
libX11およびlibXextがインストールされているかを確認するには、ターミナルを開き、下記コマンドを実行してください。インストールされている場合、ライブラリーへのパスが表示されます。
>>> ldconfig -p | grep libX11
>>> ldconfig -p | grep libXext
さらにlibQtCommercialChartsにはOpenGLが必要となります。通常グラフィックカードドライバーに付属しますが、Deadlineをグラフィックカード無しで使用する場合、Mesaと呼ばれるソフトウェアのみのソリューションも提供されています。
>>> ldconfig -p | grep libMesaGL1 (libgl1-mesa-glx on Debian)
もし、何らかのライブラリーが不足している場合システム管理者に問い合わせてください。下記はあなたがルートアクセス権を保持する場合の、YUM(RedHat)を使用したインストール方法です。
>>> sudo -s
>>> yum install redhat-lsb
>>> yum install libX11
>>> yum install libXext
>>> yum install libMesaGL1
※ ”Pulse“設定を、サーバーエディション以外のWindowsOSを使用する場合、TCP/IPに同時接続を10クライアント未満に制限される事に注意してください。レンダーファームが10台以上のレンダーノードで構成される場合、この制限により、エラーが発生する可能性があります。この制限はOSに由来する物で、回避策はありません。そのため、サーバーエディションのWindows OS、もしくはLinuxやFreeBSD等、他のOSを使用する事を推奨します。
全てのStdoutHandler/PopupHandler/Ignorer’sプラグインを正常に動作させるため、OSの言語設定は”ENGLISH”を推奨します。
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ライセンスサーバー
DeadlineはFlexnet License Server バージョン11.12以上を必要とします。ライセンスサーバーは下記OSをサポートします。
■Windows (64-bit のみ)
- Windows 8.1 以上
- Windows Server 2012 以上
■Linux (64-bit のみ)
- Ubuntu 16.04 以上
- Debian 9 以上
- Fedora 30 以上
- CentOS 7 以上
- RHEL 7 以上
■macOS (64-bit のみ)
- 10.13 (High Sierra) 以上
詳細は【License Server Documentation】をご確認ください。
※Server向けのWindowsシステム以外をデータベースのホストとして使用する場合(8.1もしくは10) TCP/IPに毎秒、同時10接続制限があります。もしレンダーファームが10台以上のPCで構成される場合、この制限に常に当たる可能性があります。これはOS側の制限のため、回避策はありません。データベースホストは、Windows Serverエディション、もしくはLinux等他のOSを推奨します。
Deadlineは Application Plugin API および Event Plugin API カスタムプラグイン開発を含め幅広くサードパーティアプリケーションをサポートしています。下記アプリケーションおよび関連するレンダラーをサポートしています。
3ds Max
Highlighted Features | Supported Renderers |
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Documentation: 3ds Max Documentation, 3ds Command Documentation
After Effects
Highlighted Features |
|
Documentation: After Effects Documentation
Anime Studio
Highlighted Features |
|
Documentation: Anime Studio Documentation
Arion Standalone
Highlighted Features |
|
Documentation: Arion Standalone Documentation
Arnold Standalone
Highlighted Features |
|
Documentation: Arnold Standalone Documentation
AutoCAD
Highlighted Features |
|
Documentation: AutoCAD Documentation
Blender
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: Blender Documentation
Cinema 4D
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: Cinema 4D Documentation, Cinema 4D Team Render Documentation
Clarisse iFX
Highlighted Features |
|
Documentation: Clarisse iFX Documentation
Combustion
Highlighted Features |
|
Documentation: Combustion Documentation
Command Line
Highlighted Features |
|
Documentation: Command Line Documentation, Command Script Documentation
Composite
Highlighted Features |
|
Documentation: Composite Documentation
Corona Standalone
Highlighted Features |
|
Documentation: Corona Standalone Documentation
Corona Distributed Rendering
Highlighted Features | Supported Applications |
|
|
Documentation: Corona Distributed Rendering Documentation
CSiBridge
Highlighted Features |
|
Documentation: CSiBridge Documentation
CSiETABS
Highlighted Features |
|
Documentation: CSiETABS Documentation
CSiSAFE
Highlighted Features |
|
Documentation: CSiSAFE Documentation
CSiSAP2000
Highlighted Features |
|
Documentation: CSiSAP2000 Documentation
DJV
Highlighted Features |
|
Documentation: DJV Documentation
Draft
Highlighted Features |
|
Documentation: Draft Documentation, Draft Event Documentation
EnergyPlus
Highlighted Features |
|
Documentation: EnergyPlus Documentation
FFmpeg
Highlighted Features |
|
Documentation: FFmpeg Documentation
ftrack
Highlighted Features |
|
Documentation: ftrack Event Documentation
Fusion
Highlighted Features |
|
Documentation: Fusion Documentation, Fusion Quicktime Documentation
Generation
Highlighted Features |
|
Documentation: Generation Documentation
Hiero
Highlighted Features |
|
Documentation: Hiero Documentation
Houdini
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: Houdini Documentation
Lightwave
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: Lightwave Documentation
LuxRender
Highlighted Features |
|
Documentation: LuxRender Documentation
LuxSlave
Highlighted Features |
|
Documentation: LuxSlave Documentation
Mantra Standalone
Highlighted Features |
|
Documentation: Mantra Standalone Documentation
Maxwell
Highlighted Features |
|
Documentation: Maxwell Documentation
Maya
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: Maya Documentation
Media Encoder
Highlighted Features |
|
Documentation: Media Encoder Documentation
Mental Ray Standalone
Highlighted Features |
|
Documentation: Mental Ray Standalone Documentation
Messiah
Highlighted Features |
|
Documentation: Messiah Documentation
MetaFuze
Highlighted Features |
|
Documentation: MetaFuze Documentation
MetaRender
Highlighted Features |
|
Documentation: MetaRender Documentation
MicroStation
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: MicroStation Documentation
Modo
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: Modo Documentation
Natron
Highlighted Features |
|
Documentation: Natron Documentation
Nuke
Highlighted Features |
|
Documentation: Nuke Documentation
Octane Standalone
Highlighted Features |
|
Documentation: Octane Standalone Documentation
RenderMan (Pro Server)
Highlighted Features |
|
Documentation: PRMan Documentation
Puppet
Highlighted Features |
|
Documentation: Puppet Event Documentation
Python
Highlighted Features |
|
Documentation: Python Documentation
RealFlow
Highlighted Features |
|
Documentation: RealFlow Documentation
REDLine
Highlighted Features |
|
Documentation: REDLine Documentation
RenderMan (RIB)
Note that while this plugin supports PRMan, it is recommended that you use PRMan’s dedicated plugin instead if you are using that renderer.
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: Renderman Documentation
Rendition
Highlighted Features |
|
Documentation: Rendition Documentation
Rhino
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: Rhino Documentation
RVIO
Highlighted Features |
|
Documentation: RVIO Documentation
Salt
Highlighted Features |
|
Documentation: Salt Event Documentation
Shake
Highlighted Features |
|
Documentation: Shake Documentation
ShotGrid
Highlighted Features |
|
Documentation: ShotGrid Event Documentation
SketchUp
Highlighted Features | Supported Renderers |
|
|
Documentation: SketchUp Documentation
Terragen
Highlighted Features |
|
Documentation: Terragen Documentation
VRay Distributed Rendering
Highlighted Features | Supported Applications |
|
|
Documentation: VRay Distributed Rendering Documentation
VRay Standalone
Highlighted Features |
|
Documentation: VRay Standalone Documentation, Ply2Vrmesh Documentation, Vrimg2Exr Documentation
VRED
Highlighted Features |
|
Documentation: VRED Documentation
VRED Cluster
Highlighted Features |
|
Documentation: VRED Cluster Documentation
Vue
Highlighted Features |
|
Documentation: Vue Documentation
※Deadline 10.1.15.2 よりライセンスフリーモードの上限が2ライセンスから10ライセンスに変更となりました。
Deadlineのワーカーアプリケーションは無制限にインストールする事が可能です。
ライセンスはワーカーを同時に使用する物理的もしくは仮想マシーン(レンダリングジョブを処理するマシーン)台数分のDeadline Nodeを購入する必要があります。
レンダリングジョブのサブミット、モニタリングはライセンスを必要としません。
※10ワーカー分のノードは無償で利用可能です。11ワーカー以上を利用する場合は、無償の10ライセンス分も含め必要な分のノードライセンスを購入してください。 (例:11ライセンスを使用する場合、11ライセンス分を購入が必要です。※10ライセンス分は無償ではなくなります。)
※バーション7以降は単一の物理的もしくは仮想マシーンで複数のワーカーを使用する場合、1ライセンスで複数のワーカーを使用できます。
販売価格
製品名 | メーカー 希望小売価格 | BD参考 販売価格 | 備考 |
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Deadline年間ライセンス | オープン | 6,210円(税別)/ 6,831円(税込) |
同時起動するレンダリングマシン1台に付き1ライセンスが必要です。 ※保守込み |
* Deadline 永久ライセンスのメンテナンス更新のみ引き続きご購入頂けます。ご希望の際はこちらまでお問い合わせください。永久ライセンスの新規販売は終了しています。