Adobe Substance 3D では、常にゲーム開発者の皆様のニーズに耳を傾けています。今年の GDC では、より速い作業や高精度なクリエイションを可能にし、かつてないほど簡単にアーティスティックなビジョンを形にできるよう設計された強力なアップデートを発表しました。
「新しい Substance 3D Painter のリリースでゲームアートをレベルアップしよう」
Substance 3D Painter の新バージョンで、ゲームアセットがさらに手軽に生き生きと表現できるようになりました。新しい Path Type である “Filled Path” は、モデルの表面に描いたシェイプを“塗りつぶす”ことを可能にします。Adobe Illustrator、Substance 3D Designer、または Substance 3D Sampler から取り込んだアセットのリアルタイムアップデートを活用し、制作の流れを中断することなくシームレスにテクスチャを修正できます。Path の改善によって精度と柔軟性がさらに向上し、ジオメトリへのスナップ機能や測定ツールとしての活用、マスクやコンテンツレイヤー間での簡単なコピー&ペーストなど、多彩な操作が可能になりました。テクスチャマップのベイク作業では、新たに自動的にケージを設定する機能が加わり、手間を大幅に軽減して目的の精密な結果を得やすくなっています。また、新しい統合型のエクスポートウィンドウによってファイル管理に費やす時間が減り、魅力的なビジュアルの制作により集中できるようになりました。
「よりリアルに、より自在に:最新の Substance 3D Designer のプレビュー」
高品質なマテリアルを作成する方に向け、最新の Substance 3D Designer アップデートでは、よりリアルなプレビューを実現するためにレンダリング技術を改良しました。USD 対応により、アプリケーション間でアセットをより簡単にやり取りできるようになり、リッチなツールチップをはじめとする新たな使いやすさの向上によって、問題解決ではなくデザインに専念できるようになります。
「無制限の 3D アセットで、3D シーンの作成を加速しよう」
さらば、ダウンロード制限。Substance 3D Assets では、2 万点を超えるマテリアル、モデル、ライティングを無制限に利用できるため、制限を気にせず自由に試すことができます。超緻密な SF マテリアルから、歴史的な要素を取り入れたテクスチャまで、Anna Koroleva や Niki Marinov といったトップアーティストによる新しい Signature Collections を含む拡大し続けるライブラリが、没入感あふれる世界を作り上げるために必要なものを揃えています。

これらのマテリアルはすべて、Niki Marinov のシグネチャーコレクションに含まれており、Substance 3D Assets から入手できます。
「シームレスなワークフロー:パイプライン全体での統合を拡張」
Substance 3D のワークフロー統合は、Blender、Unreal Engine、Unity、3ds Max、Maya などとの連携強化により、これまで以上に容易になりました。さらに、USD の対応範囲が拡張されたことで、アプリケーション間でのアセット移動がよりスムーズかつ効率的になり、トラブルシューティングの時間を短縮して、クリエイションに集中できます。
Universal Scene Description(USD)がどのように 3D エコシステムの標準化を推進し、Adobe が USD の開発にどのような役割を果たしているかについては、Alliance for Open USD のサイトで詳しくご覧いただけます。
次世代のゲームアーティストを支援
優れたツールだけでは十分ではありません。3D の次世代タレントを育成することも同じくらい重要です。そのため、私たちは新しい学生向けプログラムを立ち上げ、意欲あるアーティストたちがスキルを伸ばし、GDC で作品を披露できる機会を提供します。もし今年の GDC に参加される場合は、ぜひ Moscone Center(South Hall、#S427)の私たちのブースにお越しいただき、新進気鋭のアーティストたちが生み出した素晴らしいプロジェクトをご覧ください。
あなたのツール、あなたのビジョン、そしてあなたの未来
Adobe Substance 3D では、境界にとらわれないクリエイションを実現することをミッションとしています。インディーズデベロッパーであれ、AAA スタジオであれ、あるいはスキルを磨きたいアーティストであれ、今回の最新アップデートは、より柔軟性と効率性、そしてクリエイティブな自由をもたらすように設計されています
リリースノート詳細はこちらをご確認ください。