本書の詳細
世界で50万人以上に読まれている、写真の構図とデザインの教科書
待望の日本語化
写真撮影は、シャッターを押すという一瞬の操作のように思えます。しかし、実際にはシャッターを押す前には事前の準備や身につけておきたい知識があります。
良い写真に必要とされる唯一かつ最も重要な要素は、デザインです。構図とデザインの基本知識を身につけると、被写体や景観を見る目が変わり、写真を撮る際の選択肢が広がります。そして、写真を撮ることが、もっとずっと楽しくなります。
『スミソニアン』『タイム』『ライフ』『ナショナルジオグラフィック』などに写真を多数提供してきた著者が、写真家としての観点から、具体的かつ明快に写真のデザインを解説します。
本書は、「The Photographer’s Eye」(Ilex Press刊)の日本語版です。
目次
Chapter 1: 画像のフレーム
- フレームのダイナミクス
- フレームの形状
- ステッチと拡張
- クロップ
- フレームを埋める
- 配置
- フレームの分割
- 地平線/水平線
- フレーム内フレーム
Chapter 2: デザインの基本
- コントラスト
- ゲシュタルト知覚
- バランス
- ダイナミックな緊張感
- 図と地
- リズム
- パターン、質感、群れ
- 遠近法と奥行き
- 視覚的な重み
- 視線と興味
- 内容の力
Chapter 3:グラフィック要素と写真要素
- 点:1つの場合
- 点:複数の場合
- 水平線
- 垂直線
- 斜線
- 曲線
- 目線
- 三角形
- 円と矩形
- ベクトル
- ピント
- モーション
- 瞬間
- 光学効果
- 露出
Chapter 4: 色と光による構図
- 明暗とキー
- 構図における色
- 色の関係性
- 抑えた色
- モノクロ
Chapter 5: 意図
- 無難 vs 冒険
- 反射的 vs 計画的
- 事実の記録 vs 表現
- 簡潔 vs 複雑
- 明瞭 vs あいまい
- ディレイ(遅延)
- スタイルと流行
Chapter 6: プロセス
- 秩序の探求
- ハンティング
- ケーススタディ:日本の托鉢僧
- レパートリー
- 反応
- 予測
- 探索
- 再訪
- 構造物
- ジャクスタポジション
- 写真の組み合わせ
- 後処理
- 構文