本書の詳細
身近な素材でドローイングの楽しさを再発見! うまい、へたという判断はやめにしましょう。立派な道具もいりません。
鉛筆、水彩絵の具、色鉛筆、マーカー、ペン。チラシの裏や紙袋だって立派なカンバスになります。
小さな教室をめぐるように、1週間に1つずつ、教室(ラボ)をめぐっていけば、1年間かけてじっくりと52個の課題に取り組めます。
ラボはどれも見開き2ページに簡潔にまとめられています。どの順番で巡ってもかまいませんし、ペースも皆さん次第です。うまく描こうというプレッシャーを取り払い、無心になって手を動かしているうちに、だんだんと自由に描けるようになります。自分自身を見つめ、表現方法を身につけ、ユニークなスタイルを発展させ、ミクストメディア(好みの画材で)のドローイング作品を作り出しましょう。
- 子供の頃に最初に出会う楽しみの1つがお絵かきです。もう一度、その楽しさを取り戻しましょう。
- 既成の概念にもとづく判断を自分の作品に下すことをやめましょう。
- 自分を見つめなおし、楽しみながら表現やスタイルを探りしょう。
まえがきより
基礎的なドローイングスキルが身に付けば、創造的な作業すべてに役立ちます。陸上のクロスカントリーでは、忍耐力、自制心、集中力などといったスキルが身に付きます。これは人生のさまざまな部分に影響するでしょう。同じことがドローイングにも当てはまります。「よく見て」集中する術を学んだり、「手」を鍛えるといった、ドローイングによって得られるスキルは、彩画、コラージュ、その他さまざまなアート作品に生かされます。
本書は、Drawing Lab for Mixed-Media Artists: 52 Creative Exercises to Make Drawing Fun(Quarry Books刊)の日本語版です。
目次
UNIT 1:動物にもとづいて描く
- Lab 1: ベッドで猫を描く
- Lab 2: キリンのブラインドコンタードローイング
- Lab 3: ペットプロジェクト
- Lab 4: 動物園 にて:パートI
- Lab 5: 動物園 にて:パートII
- Lab 6: 大量のインデックスカード
- Lab 7: いそうでいないモンキーたち
- Lab 8: 架空の動物
- アーティスト紹介:キャサリン・ダン(Katherine Dunn)
UNIT 2:人物にもとづいて描く
- Lab 9: 利き手ではない手で描く肖像画
- Lab 10: カフェの光景
- Lab 11: 覗き見
- Lab 12: 目だけのドローイング
- Lab 13: スポイトで顔を描く
- Lab 14: 人物:短時間ポーズ
- Lab 15: 人物:長時間ポーズ
- Lab 16: 100の顔プロジェクト
UNIT 3:巨匠の絵にもとづいて描く
- Lab 17: レオナルド作品のトレース
- Lab 18: 一筆描き
- Lab 19: ピカソ風の犬
- Lab 20: ミロ風の抽象表現
- Lab 21: クレー風の転写画
- Lab 22: モディリアーニ風の肖像画
- Lab 23: あなたの中のドクター・スース
UNIT 4:子供と子供時代にもとづいて描く
- Lab 24: 落書き風ドローイング
- Lab 25: おもちゃの輪郭を描く
- Lab 26: 1つ目のモンスター
- Lab 27: 粘土細工を描く
- Lab 28: 子供との共作:ドローイング
- Lab 29: 子供との共作:言葉
- Lab 30: 紙人形
- アーティスト紹介:グスタボ・アイマール(Gustavo Aimar)
UNIT 5:空想にもとづいて描く
- Lab 31: 雑落書き風ドローイング
- Lab 32: 絵の具の染み
- Lab 33: 大がかりな落書き
- Lab 34: ナンバーゲーム
- Lab 35: ドローイング+コラージュ
- Lab 36: 機械と発明
- Lab 37: 無作為な選択によるドローイング
- Lab 38: 歩道の亀裂のドローイング
- アーティスト紹介:リーゼル・ランド(Liesel Lund)
UNIT 6:自然にもとづいて描く
- Lab 39: 花のチュートリアル
- Lab 40: 昆虫を描く
- Lab 41: 自然散策
- Lab 42: 小物の抽象化
- Lab 43: 野外制作
- Lab 44: 鳥、鳥、鳥!
- Lab 45: 情熱を描く
- アーティスト紹介:ジェニーン・ズラキス(Geninne Zlatkis)
UNIT 7:物語や文化にもとづいて描く
- Lab 46: 本を積み重ねる
- Lab 47: オフィス
- Lab 48: 旅行記
- Lab 49: 挿絵で彩る
- Lab 50: ポスターをデザインする
- Lab 51: 物語の探究:おとぎ話
- Lab 52: 物語の探究:自作のストーリー
- アーティスト紹介:ジェニー・コステキ=ショー(Jenny Kostecki-Shaw)