本書の詳細
古典絵画の最高傑作から学ぶ、贅沢。
傑作はなぜ、人を引き付けるのでしょうか。
ルーベンス、フェルメール、カラヴァッジョ、ブグローから、アントニオ・ロペス・ガルシアら現代作家まで、徹底した観察と技法、感性によって生み出された作品を多数掲載。
フィギュラティブ(具象)アートのリアリズムは、抽象的な表現にも応用することができます。師に導かれ、さまざまな制限の中で自由な表現を手に入れた古典の巨匠たちのエッセンスを読み解きましょう。
アーティストによるアーティストのための解説によって、名作が名作たるゆえんを知ることで、バラエティ豊かな手法と表現を作品に生かすことができるようになります。
本書は、『Classical Painting Atelier: A Contemporary Guide to Traditional Studio Practice』(Watson-Guptill刊)の日本語版です。
目次
part one: アーティストのスタジオ
第1章 スタジオの昔と今
- アトリエトレーニングの概要
part two: 古典的理論
第2章 構図
- 巨匠たちのデザインシステム
第3章 明度
- 制限の力
第4章 色
- フルパレット:すべてが揃ったパレット
part three: 古典的実践法
第5章 画家の制作過程
- 技法とインスピレーション
第6章 モデルの写生
- ミューズ
part four: 名画
第7章 静物画
- 意のままの自然
第8章 肖像画
- 親密な写し絵
第9章 人物画
- 神の似姿