本書の詳細
ドローイングの実践レッスン - 本質を描く
ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ルーベンスの時代から現代まで、アトリエ(工房)に伝えられてきた、古典技法を学ぶ、ドローイングの入門書。
優れた現代アーティストであり、著作者のジュリエット・アリスティデスが、時によって磨きあげられた理論と技法に基づき、現代的なドローイングの過程を分析し、説明します。また、制作過程の理解とドローイングの制作に必要な要素や周辺知識についても取り上げます。
各章は、1. ラインの性質、2. 観察と計測、3. 2次元形状の把握、4. 3次元形状の把握、5. 明暗を生かした構図、6. 陰影付け、の順に進みます。1つずつ、ゆっくりと概念を理解することで、誰にでも描くことができるようになります。
『アトリエのドローイング』には、著者のジュリエット・アリスティデスが読者にドローイングの手法を解説する貴重なビデオコンテンツ 『The Practice of Drawing(英語)』が付属しています。Windows PCまたはMacのWebブラウザで再生することができます。ファイルを解凍してコンテンツをお楽しみください。
本書は、『Lessons in Classical Drawing: Essential Techniques from Inside the Atelier』(Watson-Guptill刊)の日本語版です。
ドローイングを本格的に始めたい方に最適な「ドローイングレッスン」(ボーンデジタル刊)との併読をお勧めします。
特典データについて
解凍には本書に記載のパスワードが必要です。
本書の「ご注意」の記載に従い、適切なご利用をお願いいたします。
ご使用上の注意
本コンテンツは著作権法による保護を受けています。
収録されている映像は、書籍『アトリエのドローイング / ジュリエット・アリスティデス』(発行・発売 ボーンデジタル, ISBN: 978-4-86246-239-8)に付属するデジタル コンテンツです。書籍の所有者以外 本コンテンツを所有することはできません。コンテンツの閲覧目的のために、コンテンツをWebサーバーやファイルサーバーに保存することはできません。出版社の許可なく第三者に一部または全ての内容を配布することはできません。
動作環境
- OS:Windows 7以降 または Mac OS X 10.8以降
- 対応Webブラウザ:JavaScriptが実行可能でH264動画が再生可能な最新
- バージョンのWebブラウザ
Internet Explorer (Windows)
Firefox (Windows, Mac)
Chrome (Windows, Mac)
Safari (Mac)
ZIPファイルの解凍
- ダウンロードしたZIPファイル(The Practice of Dwawing.zip)を解凍します。
- 解凍はご使用されているOSの標準機能で解凍することができます。
- Windows の場合は、ファイルを右クリックしてコンテキストメニューの「すべて展開」を選択して解凍します。
- Mac OS X の場合は、ファイルをダブルクリックして解凍します。
コンテンツの再生
- 解凍したThe Practice of Dwawing フォルダの中の、index.htmlファイルをダブルクリックしてWebブラウザを起動すれば、コンテンツを再生することができます。
- マウスのクリック、キーボードの←↑↓→キーでページの進行ならびにビデオの再生ができます。
- キーボードのショートカットキーの一覧は、?または/キーで表示・非表示できます。
目次
Chapter 1 はじまりのライン
アーティストの目から見た世界
- 1. 1 実践の前に知っておくべき原則
- 1. 2 飛ぶ前に見る
- 1. 3 基本のビジョンを形成する
- 1. 4 ラインの言語
- 1. 5 重要なラインを見つける
- 1. 6 さまざまな種類のライン
- 1. 7 柔軟に。軽いタッチで
- Lesson 1:名画の模写
Chapter 2 調和のとれた関係
比率の研究
- 2. 1 自然から学ぶ
- 2. 2 アーティストのスキーム
- 2. 3 ビジュアルランドマークを見つける
- 2. 4 計測方法を学ぶ
- 2. 5 サイトサイズ法について
- 2. 6 作品を修正する
- 2. 7 新たな目で見る
- Lesson 2:計測によるドローイング
Chapter 3 エレガントな輪郭
ラインに関する考察
- 3. 1 静かなラインの力
- 3. 2 形状を描く
- 3. 3 スキームを使用する
- 3. 4 ネガティブシェイプを見つける
- 3. 5 輪郭を精緻に描く
- 3. 6 リズムを作る
- 3. 7 ラインの強弱
- 3. 8 ラインで空気遠近法を表現する
- Lesson 3:リズムのある線画
Chapter 4 奥行きの錯覚
3 番目の次元
- 4. 1 立体の幾何学形状を見つける
- 4. 2 単純な幾何学形状を使用する
- 4. 3 3 番目の次元を示す
- 4. 4 透視図法を利用する
- 4. 5 楕円の重要性
- 4. 6 立体のオブジェクトを描く
- 4. 7 立体としての人物ドローイング
- 4. 8 体幹の3 つの主要部位を描く
- 4. 9 人体の小さい部位を描く
- Lesson 4:立体を描く
Chapter 5 明度の構図
グレーの濃淡のパレット
- 5. 1 パターンをつくる
- 5. 2 明暗を使って単純化する
- 5. 3 明度スケールを作成する
- 5. 4 明度の構図を使用する
- 5. 5 相対的な明るさ
- 5. 6 暗部の形状を決める
- 5. 7 焦点を選択する
- 5. 8 明暗のバランスを見つける
- Lesson 5:明暗のスケッチ
Chapter 6 光と影
フォームと質感を描き出す
- 6. 1 光と陰影でボリュームを作る
- 6. 2 対象を照らす
- 6. 3 2 種類の暗部
- 6. 4 暗部の構造
- 6. 5 明暗境界線
- 6. 6 ハーフトーン
- 6. 7 反射光
- 6. 8 ハイライト
- 6. 9 フォームドローイングの実践的なヒント
- 6. まとめ
- Lesson 6:フォームドローイング