本書の詳細
名監督が名シーンにかける「魔法」とは!?
映画製作者の目線で名作を読み解くシリーズ:「スティーヴン・スピルバーグ監督」編
予算をかけてもよい映画になる保証はありません。大切なのはストーリーの語り方を知ることです。
詳細かつ具体的にシーンを解説した本書を手に映画を観れば、「何に目を向けるべきか」が分かります。ストーリーテリングの名手、スピルバーグ監督の手法を知り、映像制作に応用しましょう。また、映画ファンならば、鑑賞の楽しみが2倍にも3倍にも膨らみます。
視線を誘導し、シンプルなカメラワークと慎重なブロッキングを効果的に使うことで、良い作品が撮れます。発見、恐怖の瞬間、何気ない会話をスピルバーグがどう演出しているかを知り、アイデアを取り入れ、自分自身のスタイルで表現しましょう。
推薦のことば
「クリストファー・ケンワーシーは、模倣を推奨しているのではない。本書がもたらすのはインスピレーションだ。 巨匠と呼ばれる映画監督たちが繰りひろげる魔法を正確かつ簡潔に説明した本書は、経験を問わず、映画・映像制作者たちの貴重なチュートリアルとなるだろう。それだけではない。本書は映画の新しい側面を照らし出してくれる。映画ファンは、楽しんで鑑賞してきた名作をより深く味わい、自らの知的および感情的な反応を理解することができるだろう」
— ジョー・レイドン(Joe Leydon)、「Variety」誌
「本書の目的は、「アクション、不思議、感動を伝えるビジュアルの秘密」をとらえることだ。これが分かれば、すべての映画制作者がスティーヴン・スピルバーグの魔法のかけらを使えるようになる。果たしてとらえられるのだろうか? 驚くべきことに、著者クリストファー・ケンワーシーは、ほぼ成功している。そのこと自体が、とてつもない魔法だ」
— ステファン・ブリッツ(Stefan Blitz) Forces of Geek 編集主幹
目次
- Chapter 1:追跡劇「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」
- Chapter 2:視線を導く「E.T.」
- Chapter 3:意図を明らかにする「ジュラシックパーク」
- Chapter 4:見せる瞬間「太陽の帝国」
- Chapter 5:動きを伴う会話「JAWS/ジョーズ」
- Chapter 6:緊張の波「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
- Chapter 7:ステージングと奥行き「シンドラーのリスト
- Chapter 8:高さの意味「アミスタッド」
- Chapter 9:短時間で語る「アミスタッド」
- Chapter 10:ビジュアルだけで語る「太陽の帝国」