本書の詳細
空間の見方と描き方を変える一冊
パースの技術を知識にとどめず、視線を誘導し、ストーリーを語るための道具として使いこなしましょう。
フレーミング、ライティングにパースが組み合わされば、まるで魔法を手に入れたようなものです。選択肢が増え、ビジュアルでしっかりとストーリーに引き込むことができます。
現実味のある世界をパース付きで描けるスキルは、財産です。練習を積めば、いつかは特に考えることなく自然に描けるようになります。
はじめは空間をどう認識すべきか、人間の知覚などの基本を学びます。
次に、現実味のある環境を描く方法を様々な角度から学びます。
手順を追った丁寧な説明とイラストで学んだ後は、現実世界の曲線や斜線を観察すること自体が楽しくなります。そして、観察から得た情報を「奥行きと比率」をもった「正確な」作品として描けるようになります。
アナログ・デジタル、動画・静止画など媒体を問わず、ビジュアルでストーリーを語るために、身につけておきたい知識が詰まっています。
構図のベストセラー「クライマックスまで誘い込む絵作りの秘訣」の著者による、パースを使いこなすテクニック!
本書は「Framed Perspective Vol. 1: Technical Perspective and Visual Storytelling」(Design Studio Press刊)の日本語版です。
本文102ページ、図6.14のキャプションにおきまして誤りがありました。下記のとおり訂正し、お詫びいたします。
誤)
見上げる視点の図6.11では、消失点が3つ、2つは水平線上つまり観察者のアイレベルに、もう1つは天底にあったでしょう。
正)
見上げる視点の図6.11では、消失点が3つ、2つは水平線上つまり観察者のアイレベルに、もう1つは天頂にあったでしょう。
目次
- Chapter 1:基本
- Chapter 2:正方形の平面
- Chapter 3:立方体
- Chapter 4:2つの消失点(二点透視図法)
- Chapter 5:複数の消失点
- Chapter 6:三点透視図法
- Chapter 7:傾斜面
- Chapter 8:曲線
- Chapter 9:立面図と側面図
- Chapter 10:レンズ
- Chapter 11:フリーハンドのドローイングとスケッチについてのアドバイス
- Chapter 12:イラストの一覧と構図