本書の詳細
5分なら、描ける、続けられる!
雰囲気をとらえたスケッチを短時間で描くためのヒントが詰まったポケットブック。
スケッチを楽しむことからはじめましょう。
短時間で描けるようになると、楽しんで、長く続けられます。
「何から見るか」からはじまり、ページを追うごとに観点が増えていく構成になっているため、無理なく始められます。
スケッチが習慣になると、自然に観察力が向上し、頭の中にデータが蓄積されます。
スケッチそのものを楽しむことはもちろん、作品を観察から描きたい人にも、空想から描きたい人にもクイックスケッチは有効なトレーニングです。
見開き2ページごとにテーマが設定され、テキストと作例でポイントを解説していきます。基本知識から始まり、ステップアップ方式で簡単な描き方から、徐々に様々なアイデアを取り込んでいくので、無理なく始められます。
短時間で描くことと、手を早く動かすこととは違います。
2つの過程を経て、時間を短縮しながら本質をとらえることが大切です。
- 見る:観察する
- 選ぶ:何を描くかを選択する
本書は「5-Minute Sketching — Architecture: Super-quick Techniques for Amazing Drawings」(Firefly Books刊)の日本語版です。
目次
建造物の主な要素
Chapter 1 観察の方法
- ストーリーを見つける
- 構図からはじめる
- シンプルなシェイプを見てとる
- 基本的なボリュームの輪郭を描く
- 基本構造を定める
- 簡易の計測
- 基本的な厚みと奥行き
- アイラインを決める
- シンプルな1点透視法
- 消失点なしの簡易透視図法
- 短縮法で描くためのヒント
- 歪みで遊ぶ
- シンプルな周辺状況
Chapter 2 早描きのポイント
- ドアと窓に注目する
- 細部とスタイルを簡略化する
- 壁を楽しむ
- 傾斜のついた屋根
- シンプルな家
- 歴史的建造物を描く
- 宗教的建造物を簡易に描く
- モダンな建造物を短時間で描く
- 高層ビルのクイックスケッチ
- シンプルなスカイライン
- 有名なランドマークをスケッチする
- 人だまりを描く
- 街並みをスケッチする
- 店舗、カフェ、パブを簡略化する
- 建設現場を描く
- 橋のクイックスケッチ
- シンプルな屋内スペース
Chapter 3 時間短縮のテクニック
- 小さく描く
- 最小限のラインで描く
- 素早く、重ねたライン
- 太いラインを試す
- 探索的に描く輪郭スケッチ
- 明部と暗部に分ける
- 明度の単純化
- 簡易の陰影付け
- 高速のハッチングとクロスハッチング
- 陽光をとらえる
- コントラストで遊ぶ
- 絵具だけで描く
- ルーズなシェイプにラインを重ねる
- 色付きのラインと最小限の絵具
Chapter 4 早描きのための画材
- インクの早描き
- 鉛筆の早描き
- 色鉛筆の早描き
- マーカーの早描き
- 絵具の早描き
- 水彩色鉛筆の早描き
- 先にスケッチ、後で彩色
- 紙を試す
- デジタルで時間短縮
- スケッチブック以外の描画面