本書の特徴
観客を没入させる世界のデザイン方法と、その見せ方
ゲーム、アニメーション、映画など、ビジュアルコンテンツ制作で最初に行われるのが、「世界」のデザイン検討です。ストーリー展開の舞台となる「この世に存在しない世界を創造する」ことが、デザイナーの仕事です。
その時代、時刻、場所、キャラクター、環境、場面の感情を観客に届けましょう。
観客がストーリーに没入できる環境デザインをつくりあげるプロセスを解説します。
- 脚本の分析
- 資料を収集
- 資料の分析
- デザイン(全体から詳細へ)
架空の世界をデザインすることにとどまりません。その環境を背景に、撮影可能なシーンも検討します。
- 「カメラ」の視点で、その空間はどう見えるでしょうか?
- 建物とその周辺環境との相互作用はどう利用できるでしょう?
- 光や天候による効果をどう演出に使う?
プロダクションデザイナーのマルコスが、ストーリーテリングの観点から幅広い観点で環境デザインのプロセスをカバーしています。
著者について
「バルト」「プリンス・オブ・エジプト」「サーフズ・アップ」「ヒックとドラゴン2」など、ドリームワークス・アニメーション、ネットフリックス・アニメーション、ソニー・ピクチャーズ アニメーションの作品でビジュアルデベロップメントを行う。
近年では、Netflixの『Ultraman: Rising』でプロダクションデザイナーを務める。