Houdiniを使ってリアルな動物表現に挑戦したい― CafeGroup Head of Charater Model Team西田氏が“リアルな制作過程”を解説
――“世界基準”のキャラクターアセットを、Houdiniで自らの手に。
映画『Avatar: The Way of Water』や『The Hobbit』三部作をはじめ、Weta FXで約25本の超大作を支えてきたシニアモデラー――西田 健一氏。
現在はCafeGroupでキャラクターモデルチームのHODを務め、実写・アニメ問わず国内外の話題作に携わり続けています。
今回のセミナーでは、その西田氏が Houdini Grooming に初挑戦した際の“リアルな制作過程”を、サンプルデータをお見せしながら徹底解説。ゴールデン・レトリバーの毛並みを例に、Guide GroomからHair Gen、Arnoldレンダリングに至るまでの全フローを余すことなくお届けします
講演内容
- Overview
objコンテキスト内でsubnetworkを使用した管理方法 - Geometries
ジオメトリのインポートと準備 - GuideGroom + PaintingMaps
Guideカーブの作成とAttributeVOPを使用したPaintMapの管理 - HairGen
Sub-clumpingを使用したHairの作成とShader用アトリビュートの作成 - Materials
様々な質感表現と組み合わせ - HDRI / Studio Lighting
AOVを使用したLightingシーンのセットアップとHDRILabの利用 - Rendering with Arnold
Arnoldのレンダリング設定(AOVとDenoiseなど)
ゲスト紹介
西田 健一 氏
CafeGroup株式会社 / Head of Charater Model Team(VFX)
1988年~2011年にかけて、SEGA、Marza Animation Planetなど複数の国内のプロダクションでCG制作に携わる。2011年にモデラーとしてニュージーランドのWETA DIGITAL(現WetaFX)へ移籍後、シニアモデラーとなり約8年在籍。その後2018年末に帰国し現在までCafeGroup(旧ModelingCafe)にHODとして在籍中。
WETA DIGITALでの代表作
Avatar2, Hobbit3部作、Avengersシリーズ、Guarddians of the Galaxy vol2, Alita Battle Angle, The BFG, Planet of the Apes, Iron Man3, など約25作品。
CafeGroupでの代表作
キングダム2~4、ゴールデンカムイ(劇場作品/ドラマシリーズ)、ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-、ブルーピリオド、サンセットサンライズなど他多数。
IMDB
https://www.imdb.com/name/nm4053157/
Artstation
https://www.artstation.com/kenichinishida
CafeGroup株式会社について
CafeGroupは専門性の高い各分野のスペシャリストが集まったクリエイティブ集団です。
その専門性を組み合わせることで、今までにない新しい価値を提供していきます。