トップ » BOOK » The Art of Portraiture 日本語版

The Art of Portraiture 日本語版

光、影、解剖学、構図で 人の本質を捉える

制作:Stephen Bauman、3dtotal

定価 5,500円(本体5,000円+税10%)
発行・発売 株式会社 ボーンデジタル
ISBN 978-4-86246-662-4
総ページ数 232ページ
サイズ A4変形、オールカラー
発売日 2025年12月

本書の詳細

光、影、解剖学、構図で 人の本質を捉える

本書は、単なるポートレート(肖像画)の描き方の解説書ではありません。あなたを「絵を描く人」に変えることのできる1冊です。初心者も、経験豊富なアーティストも、本書で新たな発見の旅が始まります。鉛筆と練習によって、人物の本質を捉える方法が身につきます。

著者 Stephen Bauman(スティーブン・バウマン)は、熟練した指導者でもあります。自らが学んできた最良の教えと、アーティスト/教師として培ってきた最も効果的な練習法を、この1冊に凝縮しました。

「VISION – 洞察」 「Foundation – 基礎」「Practice – 実践」 「Process – プロセス」という4つの主要な章で構成されており、各章では、影、光、構図、解剖学といった絵画の基本が丁寧に解説されています。ただの技術解説ではありません。哲学的な視点を交えながら、一人ひとりのアーティストとしての成長を見据えた内容になっています。

美術理論や教育的な視点だけでなく、実践的な内容も豊富に盛り込まれています。構図の分析、具体的な技法の練習、わかりやすい図解、そして美しい完成作品の数々。学術的でありながら哲学的な視点で、Bauman はポートレートの世界を深く掘り下げます。それは混沌としていて、素晴らしく、ときに魔法のような世界です。

※本書は『The Art of Portraiture』の日本語版です(※ソフトカバー仕様)

【対象読者】
イラストレーター、デザイナー、人を描く/造るすべての人

※画像は制作中のものです

【著者について】
Stephen Bauman(スティーブン・バウマン)は、古典技法を学んだアーティストです。フィレンツェ芸術アカデミーでドローイングと絵画の講師を12年間務め、その後、解剖学とエコルシェ部門のディレクターとして6年間活動しました(最初はスウェーデン、後にアメリカ)。2020年にアカデミーを離れてからは、自身の創作活動とオンラインコースに専念しています。現在は、YouTubeInstagramPatreon で、多くのフォロワーに向けて情報コンテンツを発信しています。

目次

はじめに
まえがき

■VISION – 洞察
なぜ描くのか?
2つのビジョン
ドローイングのゴールとは?

学びの旅
最も役に立つ学習方法とは?
上手くなるための学習方法とは?
ゴール設定とスマートなアプローチ

■Foundation – 基礎
ファウンデーションとは?
シグナルとノイズ

明度、光と影
明度の理解
相対的な明度
光と影
ランバート vs リニア明度スケール
光の落ち方
学ぶべき光
影のかたち、光のかたち

組織化と単純化
影は空気、光はかたち
コントロールするための組織化
選択とコントロール
簡略化
立体に基づく簡略化
平面形状に基づく簡略化
明度の簡略化
組織化とエッジのキーイング

ビジュアルメモリー
描くことはビジュアルメモリーの訓練である
比較測定
三角測量
素朴な認識

解剖学
骨格と筋肉
解剖学用語
頭蓋骨の骨
頭部と頸部の筋肉
頭蓋骨の皮下形態
頭部の簡略モデル
前頭骨
頬骨
下顎骨
上顎骨
眼輪筋
鼻の構造
口輪筋
頬と顎の筋肉
咬筋
側頭筋

頭部と体幹の接続
顔面の脂肪組織

構図
サムネイル
構図
感覚から始める
キーイングと選択
構図の分析:イワン・ロゴノフ
構図の分析:クセニア・イストミナ
構図の分析:ダリア・ノヴィコワ
構図の分析:ニコライ・ブロフキン

■Practice – 実践
入門
スタジオのセットアップと効果的な練習法
画材
ドローイングの3段階
均一なトーンの重要性
実習:均一なトーンの練習
球体を描くことで学べること
実習:球体デッサンの練習
実習:簡略化されたブロックイン
記憶を頼りに描く
実習:記憶デッサン
ビジュアル ブロックイン
構造ブロックイン
マス ドローイング

■Process – プロセス
ポートレートは物語である
サムネイル
解剖学の研究
ハイブリッドなブロックイン手法
選択肢を広く保つ
明度と質感
明度のバランスと疑念への対処
最終段階
自己評価に関する補足

編集部のオススメ本