RizomUV 2027 は、アーティストの実際の作業スタイルと、現代のプロダクションが求める現場の運用フローに合わせて設計されています。
単一のアセットから複雑な大規模シーンに至るまで、アーティストが必要としているのは「美しいUV」「軽快に反応するツール」「思い通りにコントロールできるワークフロー」です。一方、スタジオ側には反復作業を大幅に削減できる「信頼性の高いパイプライン統合」と「自動化」が求められます。RizomUV 2027は、これら双方のニーズをひとつの形に統合しました。アーティストに合わせて自在に適応するワークスペースと、制作を滞りなく前進させ続けるためのツール群を提供します。
本リリースでは、フルカスタマイズ可能なワークスペース、処理速度の向上、UVのリアルタイム更新(Live UV Updates)、よりスマートな選択ツール、シーン全体の管理機能、テクスチャバジェット管理ツールに加え、スタジオの自動化に対応したスクリプト/統合レイヤーを新たに導入しました。単体のプロップからフルプロダクションのシーンまで、そして個人のアーティストから大規模なレンダーファームに至るまで――すべての改良は作業の無駄やストレスをなくし、よりクリーンな結果へ最短で到達できるように設計されています。
作業スタイルに合わせて自在に変わるワークスペース
RizomUV 2027ではワークスペースが一新され、アーティストごとの作業習慣やディスプレイ環境、進行中のタスクに合わせて自由にレイアウトをカスタマイズできるようになりました。
すべてのパネルは移動、ドッキング、切り離し、フローティングウィンドウ表示に対応。セカンドモニターへの配置はもちろん、サイドパネルを折りたたんでビューポートの作業領域を最大限に広げたり、作り込んだ画面レイアウトをプリセットとして丸ごと保存したりすることが可能です。
そのため、コンパクトなノートPC環境とデュアルモニターのワークステーション環境とで、それぞれに最適化したレイアウトを使い分けることができます。また、「展開」「パッキング」「確認」「スクリプト作成」といった作業工程ごとにプリセットを保存しておけば、画面を手作業で組み直すことなくワンクリックで素早く切り替えられます。
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パネルの自由な配置・ドッキング・切り離し
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マルチディスプレイ対応のフローティングパネル
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インターフェース列の折りたたみ
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ツールバーを含む完全なワークスペースプリセットの保存と復元
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タスク・プロジェクト・制作環境に応じたレイアウトの作成と切り替え
ツールバーを自由にカスタマイズ
よく使う操作やツールを、カスタマイズ可能なツールバーへ直接配置できるようになりました。
任意のコントロールを右クリックして追加できるほか、各セクションのカタログから必要なコマンドや設定を選び、ドラッグ操作で使いやすい並び順へ自由に配置できます。ビューポート上のツールバーも同様の手順でカスタマイズ可能です。
ツールバーの構成はワークスペースプリセットに含まれるだけでなく、ファイルとして個別にエクスポートすることも可能です。これにより、別のワークステーションへ設定を簡単に移行したり、スタジオ全体で統一したレイアウトを共有したりすることができます。
「Ctrl + K」であらゆる機能・設定を瞬時に検索
「Ctrl + K」を押して数文字入力するだけで、目的のツール、設定、パネルをすばやく検索できます。該当するコントロールがインターフェース上で直接ハイライト表示されるため、普段あまり使わないコマンドや不慣れな機能であっても、メニューの奥を探し回ることなく迷わずアクセスできます。
この検索機能は、刷新されたアプリ内ドキュメントともシームレスに連動します。オフライン検索への対応、より詳細になったツールチップ、そして各ツールのUI階層パスの表示により、新規ユーザーの学習コストを抑えるとともに、熟練アーティストでも目的のコマンドを即座に見つけ出せる環境を提供します。
アセットからシーン全体まで、処理速度が大幅に向上
RizomUV 2027では、展開処理が2つのアプローチによって劇的に高速化されています。シーン内の各アイランドを並列で同時処理できることに加え、アイランド単体の計算にはRizomUV史上最速となる最新のソルバーコアが採用されています。マシンの処理能力を最大限かつ効率的に引き出しながらも、UIの軽快なレスポンスを損なうことはありません。
このパフォーマンス向上は、高負荷な単体アセットはもちろん、何百ものアイランドで構成されるプロダクションシーン全体においても絶大な効果を発揮します。調整時の待ち時間が大幅に短縮されるため、アーティストは最終結果を確定する前にさまざまな制約条件をより自由に試行・検証できるようになります。
ライブアップデート
「Live Update」を有効にすると、エッジへの制約条件を追加・削除するだけで、影響を受けるアイランドが即座に再計算されます。結果を確認するためだけに、展開処理を手動で何度も実行し直す手間はもう必要ありません。
これにより、展開が難しい複雑な箇所の調整やシーム配置の検証など、制約条件の試行錯誤が極めて直感的に行えるようになります。設定を変更しながら、UVがリアルタイムに追従・更新される様子を常に視覚的に確認できます。
境界線を直線化し、より高密度なレイアウトを実現
新機能「Align Borders」ワークフローにより、展開や最適化の実行と同時に、アイランドの境界線をU軸・V軸へ正確に整列させることが可能になりました。
不揃いな輪郭を自動的に真っ直ぐ整えるため、手作業による細かな修正を延々と繰り返すことなく、形状が整った美しいアイランドを生成できます。これにより、パッキング時の無駄な隙間を減らし、テクスチャ領域をより効率的に活用できます。
また、新たに追加されたコンテキストショートカットにより、カーソルを合わせた位置にあるアイランドを直接展開解除、展開、または最適化できるようになりました。細かな修正作業のたびにアイランドを選択し直す手間が省け、作業効率が大幅に向上します。
シーン単位でのUV管理
新機能「Scene Outliner」により、OBJやFBXファイルに含まれるオブジェクト、マテリアル、ポリゴングループを一元管理できるようになりました。モジュラーキット、キットバッシュ(既存パーツを組み合わせた)アセット、マルチマテリアルのプロップなど、目的のジオメトリを探して孤立表示するだけでUV作業以上の時間を取られてしまうような、大規模な制作データに真価を発揮します。
3DビューポートとUVビューポートの双方で特定のマテリアルだけを瞬時にアイソレート表示したり、ワンアクションでシーン全体の表示を復帰させたりすることが可能です。また、複数のポリゴングループの外周エッジを一括選択したり、選択した要素を各UVタイルや新しいグループへ素早く振り分けたりすることもできます。
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オブジェクト、マテリアル、ポリゴングループを単一のツリー階層で一覧表示
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3D/UV両方のビューポートで特定のマテリアルのみを孤立表示
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ワンクリックでシーン全体の表示を復元
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1つまたは複数のポリゴングループから境界エッジを一括選択
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選択したシーン要素を各UVタイルや新規グループへ自動振り分け
自動化パイプラインに対応した設計
RizomUV 2027では、GUIを表示せずにすべてのスクリプティング機能へアクセスできる「ヘッドレスモード」が新たに搭載されました。コンソール出力や適切な終了コードによる安定したタスク制御・連携に対応しており、バッチ処理、自動ビルド工程、レンダーファームとのパイプライン統合に最適です。
また、標準のスクリプト言語として Python を採用しました。最新の組み込みインタープリタ、ドッキング可能なスクリプトエディタに加え、作業セッションを再実行可能なスクリプトとして自動記録するコマンドログ機能を搭載。アーティストは手作業で行った一連のワークフローを簡単にスクリプト化でき、テクニカルディレクターはその処理をもとにスタジオ独自のツールや再現性の高いパイプライン工程へと昇華させることができます。
すべてのプラットフォームに対応した「RizomUVLink」
DCCブリッジやスタジオ独自ツールとのリアルタイム連携を担う「RizomUVLink」が、Windows、macOS、Linuxの3大OSすべてでネイティブ動作するようになりました。これまでWindows環境のみに制限されていた本機能が全プラットフォームのRizomUV本体に標準同梱され、Python 3.9から最新の3.13まで幅広くサポートします。
また、接続レイヤーそのものも大幅に強化されました。セッション管理の堅牢化、高精度なエラーレポート機能、そしてプッシュ通知に対応。外部パイプラインや統合ツール側から定期的な問い合わせを繰り返す必要がなくなり、変更が発生した瞬間にイベント駆動で即座に反応できるようになりました。各種DCCブリッジプラグインもこの共通接続レイヤーを利用しているため、ツールの安定性とレスポンスが飛躍的に向上しています。
アセットと共に保持・継承されるUVデータ
UVのコンストレイン、ピン留め、ブラシマップ、対称面などの設定情報を、FBXファイル内に直接保存できるようになりました。制作パイプライン上で他の工程へモデルデータを受け渡し、再びRizomUVに読み込んで再調整を行う場合でも、UV展開や修正のために構築したセットアップが失われることはありません。
さらにRizomUV 2027では、リアルタイムコンテンツ、Web 3D、ARワークフロー向けに glTF 2.0 のインポートおよびエクスポートに対応しました。また、大規模なFBXシーンを選択的に開く機能も追加され、USDファイルと同様に必要なオブジェクトだけをピンポイントで読み込んで作業できるようになっています。
必要な箇所へ、テクセルを賢く集中配分
新たに搭載された密度制御ツールにより、限られたテクスチャバジェット(解像度)の配分をアーティストがより自在にコントロールできるようになりました。
アンビエントオクルージョンの計算結果から「Densityマップ」や「Protectマップ」を自動反映でき、奥まった窪みや目立たないパーツのテクセル密度を抑える一方で、露出した主要な表面へ優先的にテクセルを割り振ることが可能です。
作成された「Densityマップ」は、展開時の歪み調整だけでなく、パッキング時の基準スケールにも連動させることができます。また、「Densityブラシ」はペイント中もリアルタイムに最適化を更新し続けるほか、すべてのブラシツールが3Dビューポート上で直接、ボリュメトリックストロークとして直感的にペイントできるようになりました。
さらに、テクスチャリング工程を強力に支援する「ポリゴン単位のカラーID」機能を搭載。カラーピッカーから色を割り当てるだけで、Substance 3D Painterなどのテクスチャ作成ツールへ明確なカラーIDマップをシームレスに受け渡すことができます。また、UVスナップショットの書き出し時には、画面上のテクセル密度ヒートマップを反映したカラーでポリゴンを塗りつぶして出力できるため、解像度配分の過不足や密度ムラを視覚的に素早く監査・チェックできます。
よりスマートに進化したエッジ選択
複雑なエッジ選択をより高速かつ思い通りに行えるよう、選択ツール群が大幅に刷新されました。
エッジループ選択がシームをまたいでスムーズに継続できるようになったほか、平行エッジの選択もカットを越えて自動伝播させることが可能です。さらに、一から再設計された「最短パス」ツールは処理速度が向上しただけでなく、進行方向の自動認識や、蛇行を防ぐ「直線性コントロール」に対応しました。
さらに、Scene Outliner内のマテリアルやポリゴングループから、外周境界エッジを直接一括選択することも可能です。これらの機能により、細部まで作り込まれたハードサーフェスアセットや大規模シーンにおいて、手作業による煩雑な反復選択の手間を大幅に削減できます。
視認性と作業効率が大幅に向上したビューポート
操作を実行する前に選択状態やパッキング状況をより直感的に確認できるよう、ビューポートの表示機能が全面的に改良されました。
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選択前のプリミティブプレビュー: マウスポインターを乗せるだけで、選択対象となるエレメント(頂点・エッジ・ポリゴン)が事前ハイライト表示されます。
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ペアエッジのホバープレビュー: シームにカーソルを合わせるだけで、縫合の対となる相手側のエッジが即座にハイライトされます。
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高品質なエッジ描画とカスタマイズ: アンチエイリアス処理によりギザつきを解消。エッジの種類ごとに線の太さや表示色を自由にカスタマイズ可能です。
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パッキングパディングの可視化: 各アイランドの周囲に設定されたパディングがビューポート上に視覚的に表示されます。
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タイル境界またぎの警告表示: UVタイルの境界線をはみ出しているアイランドを明確にフラグ表示します。
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軸名付きナビゲーションギズモ: 各軸の向きや名称が一目で把握できるナビゲーションギズモを新設しました。
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高解像度ディスプレイ対応: 画面のスケール設定に関わらず、アイコンやテキストが常にくっきりとシャープに表示されます。
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情報が充実したリッチツールチップ: 外部ドキュメントを探しに行くことなく、必要な詳細情報をUI上のツールチップから直接確認できます。
Windows、macOS、Linuxのマルチプラットフォーム対応
RizomUV 2027はWindows、macOS、Linuxの主要3大OSに対応し、すべてのOS上で全く同一のスクリプティング環境を提供します。macOS版はApple SiliconおよびIntel Macの双方にネイティブ対応し、Apple公証を取得した安定したビルドとして提供されます。
Linux版はポータブルなAppImage形式を採用しており、RHEL、Rocky Linux、AlmaLinux(8系および9系)、Ubuntu 24.04以降をはじめとする最新のエンタープライズ/デスクトップ向けディストリビューションを幅広くサポート。X11およびWaylandセッションの双方で動作します。さらに、内蔵のPython 3.13環境は業界標準である「VFX Reference Platform」に準拠しているため、Linuxベースの大規模スタジオパイプラインにおいても、他OSと変わらない高度なRizomUVLink連携やヘッドレス自動化ワークフローをスムーズに導入・運用できます。
入手方法・リリース情報
RizomUV 2027は、2026年10月8日よりWindows、macOS、Linux向けに提供を開始しています。rizomuv.com より最新リリースをダウンロードし、無料体験版をお試しいただけます。













