独習者にも教育機関の教科書としても最適な入門書

- 著者:阿部知弘
- 定価:本体5,000円 + 税
- 発行・発売:株式会社 ボーンデジタル
- ISBN:978-4-86246-080-6
- 総ページ数:600ページ
- サイズ:B5版
発売日:2009年02月中旬

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本書は、「MEL教科書」の第2版で、Autodesk Maya 2008以降に対応するために全面改定したものです。MEL入門者のための解説と練習および簡潔なリファレンスとして取りまとめたMayaユーザにとって座右の書です。
MEL(Maya Embedded Language)とは、Mayaで使用できる強力なスクリプト言語です。Mayaの多くの機能をMELでコントロールすることが可能であり、GUIもほとんどがMELによって作られています。
MELを使用することによって、Mayaのカスタマイズや機能拡張などを自由に行なうことができます。 本書では、Mayaのモデリング、アニメーション、GUIなどをMELスクリプトのプログラミングを通して行ない、MELを基本から理解していきます。
各章は、著者の長年の教育経験をもとに、簡潔な解説とその内容を理解するための「練習」という構成になっており、実習しながらMELの理解を深めていきます。 独習者にも教育機関の教科書としても最適な入門書です。
1 MEL 入門
- 1.1 はじめに
- 1.2 MEL の概略
- 1.3 コマンドラインからの実行
- 1.4 練習
- 1.5 スクリプトエディタによるコマンドの実行
- 1.6 フラグ
- 1.7 練習
- 1.8 シェルフへのコマンドの登録
- 1.9 まとめ
2 簡単なスクリプト
- 2.1 MEL スクリプトとは
- 2.2 作業用のフォルダ作成
- 2.3 スクリプトを作ってみる
- 2.4 スクリプトエディタのメニュー
- 2.5 練習
- 2.6 まとめ
3 プロシージャの作り方
- 3.1 プロシージャとは
- 3.2 プロシージャの形式
- 3.3 プロシージャの作り方と実行例
- 3.4 MEL スクリプト(プロシージャ)の自動読み込み
- 3.5 練習
- 3.6 まとめ
4 変数
- 4.1 変数とは何か
- 4.2 変数の使用例
- 4.3 練習
- 4.4 まとめ
5 ベクトル
- 5.1 ベクトルとは
- 5.2 ベクトルの例
- 5.3 ベクトルの演算子
- 5.4 ベクトル関係のコマンド
- 5.5 ベクトルの使用例
- 5.6 練習
6 制御構造(ループ)
- 6.1 コマンドを繰り返し実行する方法
- 6.2 for, while, do while の文法
- 6.3 条件演算子
- 6.4 for, while, do while の使用例
- 6.5 ループの使用例
- 6.6 練習
- 6.7 まとめ
7 制御構造(if, switch)
- 7.1 条件によるコマンドの実行
- 7.2 練習
- 7.3 まとめ
8 アサイン
- 8.1 アサインとは
- 8.2 アサインの使用例
- 8.3 練習
- 8.4 まとめ
9 アトリビュート
- 9.1 アトリビュートとは
- 9.2 アトリビュートを扱うためのコマンド
- 9.3 アトリビュートの例
- 9.4 練習
- 9.5 まとめ
10 キーフレームアニメーション
- 10.1 キーフレームアニメーションの手順
- 10.2 アニメーションの例
- 10.3 練習
- 10.4 まとめ
11 ウィンドウの作り方
- 11.1 Maya におけるGUI
- 11.2 ウィンドウの作り方
- 11.3 ボタンのついたウィンドウ
- 11.4 ボタンにコマンドを割り当てる
- 11.5 GUI の名前
- 11.6 練習
- 11.7 まとめ
12 スライダを使ったGUI
- 12.1 スライダ
- 12.2 スライダの使い方
- 12.3 スライダの使用例
- 12.4 練習
- 12.5 まとめ
13 項目の選択(チェックボックス)
- 13.1 チェックボックス
- 13.2 チェックボックスの状態を調べる方法
- 13.3 チェックボックスの使用例
- 13.4 練習
- 13.5 まとめ
14 項目の選択(ラジオボタン)
- 14.1 ラジオボタン
- 14.2 ラジオボタンの使用例
- 14.3 練習
- 14.4 まとめ
15 レイアウト1( rowLayout )
- 15.1 レイアウトとは
- 15.2 レイアウトの種類
- 15.3 複数のレイアウトの例
- 15.4 練習
- 15.5 まとめ
16 レイアウト2(FormLayout とtabLayout)
- 16.1 FormLayout とtabLayout
- 16.2 FormLayout とtabLayout の使用例
- 16.3 練習
- 16.4 まとめ
17 スクリプトジョブ
- 17.1 スクリプトジョブ
- 17.2 scriptJob コマンドの主なフラグ
- 17.3 主な状態の説明
- 17.4 主なイベントの説明
- 17.5 scriptJob の使用例1
- 17.6 scriptJob の使用例2
- 17.7 練習
- 17.8 まとめ
18 エクスプレッション
- 18.1 エクスプレッションによるアニメーション
- 18.2 expression コマンド
- 18.3 expression コマンドの使用例1
- 18.4 expression コマンドの使用例2
- 18.5 三角関数について
- 18.6 練習
19 MEL の応用1(岩石)
- 19.1 岩石を作る
- 19.2 岩石を作る方法1
- 19.3 岩石を作るプログラム1
- 19.4 練習
- 19.5 まとめ
20 MEL の応用2(岩石)
- 20.1 岩石を作る2
- 20.2 岩石を作る方法2
- 20.3 岩石を作るプログラム2
- 20.4 Tips(seed コマンド)
- 20.5 練習
21 パーティクル
- 21.1 particle コマンド
- 21.2 particle コマンドの使用例
- 21.3 練習 22 エミッタ
- 22.1 emitter コマンド
- 22.2 emitter コマンドの使用例1
- 22.3 emitter コマンドの使用例2
- 22.4 練習
23 ダイナミック・エクスプレッション
- 23.1 dynExpression コマンド
- 23.2 dynExpression コマンドの使用例1
- 23.3 練習
24 フィールド
- 24.1 フィールドとは
- 24.2 フィールドの種類
- 24.3 大気フィールドの使用例
- 24.4 ニュートンフィールドの使用例
- 24.5 練習
25 コリジョン
- 25.1 コリジョンとは
- 25.2 collision コマンドの使用例
- 25.3 練習
26 リジッドボディ
- 26.1 リジッドボディとは
- 26.2 rigidBody コマンドの使用例
- 26.3 Tips(ベイク)
- 26.4 練習
27 ソフトボディ
- 27.1 ソフトボディとは
- 27.2 soft コマンドの使用例
- 27.3 練習
28 コンストレイン1
- 28.1 コンストレインとは
- 28.2 constrain コマンドの使用例
- 28.3 練習
29 コンストレイン2
- 29.1 鎖を作る
- 29.2 constrain コマンドの使用例2
- 29.3 Tips(torus)
- 29.4 Tips(ベイク)
- 29.5 練習
30 ゴール
- 30.1 ゴールとは
- 30.2 ゴール使用例
- 30.3 Tips(フォントのリスト)
- 30.4 練習
31 衝突時の火花
- 31.1 衝突した時に火花を作る
- 31.2 火花のスクリプト
- 31.3 練習
付録A MEL Tips
- A.1 一般
- A.2 スクリプト
- A.3 数学
- A.4 変数・配列
- A.5 オブジェクト・ノードの選択(セレクト)
- A.6 アトリビュート
- A.7 カメラ
- A.8 モデリング
- A.9 アニメーション
- A.10 エクスプレッション
- A.11 ダイナミクス
- A.12 ペイントエフェクト
- A.13 ライティング
- A.14 シェーディング
- A.15 レンダリング
- A.16 GUI
- A.17 レイヤ
- A.18 コンテキスト
付録B MEL FAQ
付録C クイック・リファレンス
- C.1 MEL コマンドの種類
- C.2 MEL コマンドの実行方法
- C.3 コメント
- C.4 値
- C.5 変数の型
- C.6 ノードの種類
- C.7 ノード関係のコマンド
- C.8 アトリビュートの種類
- C.9 アトリビュート関係の基本コマンド
- C.10 制御構造の種類と例
- C.11 基本的なプリミティブ
- C.12 キーフレームアニメーションの手順
- C.13 パスアニメーションの手順
- C.14 ライトの種類
- C.15 返り値の受け取り方
- C.16 プロシージャの形
- C.17 MEL によるカスタマイズ
- C.18 ベクトルの演算子
- C.19 マトリクスの演算子
- C.20 レンダリングのパラメータ
- C.21 ウィンドウの構成要素
- C.22 コントロールの一覧
- C.23 レイアウトの一覧
- C.24 コマンドを定義するためのフラグ
- C.25 ドラッグ&ドロップ時のコールバック
- C.26 パネルの種類
- C.27 ダイアログの種類
- C.28 ウィンドウの管理
付録D サンプルスクリプト
- D.1 値を返すプロシージャ
- D.2 checkBoxGrp の例
- D.3 radioButtonGrp の例
- D.4 配列を使ったパーティクル作成例
- D.5 半径を変化させるスクリプト
- D.6 フィールドの使用例
付録E MEL コマンド・リファレンス
付録F MEL の情報源
索引
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著者が運営しているWebサイトには、本書の理解を促進する様々な分野の情報が用意されています。著者のWebサイトを訪れると、最新情報が入手できます。<http://www.not-enough.org/abe/manual/ > |