キャラに命を吹き込もう!

- 著者:尾澤直志
- 定価:本体2,838円 + 税
- 発行・発売:株式会社 ワークスコーポレーション
- ISBN:978-4-86267-002-4
- 総ページ数:224 ページ
- サイズ:AB判、2色(一部4色)
発売日:2006年10月30日

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CGWORLD大人気連載『キャラに命を吹き込もう』書籍化第2弾!
誰も語らなかったアニメーションのテクニックがここにある!! 人間のキャラクターに関する作画・動きについて解説した第1弾に続き、動物の動きに焦点をあてた第2弾『アニメ作画のしくみ2〜動物編〜』が大登場!
四足動物や鳥、魚など、アニメやゲームで多用され、また今後の需要が高いにも関わらず、これらの動きを解説した書籍は非常に少ないのが現状です。 動物の自然な動きを創り出すための一冊! 学生さん、アニメーターを目指す人だけでなく、アニメーションの現場スタッフ、漫画家の方も『動き』を極めるための一冊としてお手元にどうぞ。
本書の概要
カラーイラストギャラリー
どんな動物が登場するのか、尾沢直志氏のカラーイラストで紹介!
泳ぐ生き物たち
マグロや熱帯魚などの魚からイルカやシャチなどの海性ほ乳類、そして人間まで多種多様に存在している泳ぐ生き物たちの動きを完全網羅!
走る生き物たち
犬やオオカミなどの犬科、猫や豹などの猫科、馬、鹿などといった四つ足動物たちから恐竜や架空動物まで”走る”動物たちの動きやそのデザインについて紹介!
飛ぶ生き物たち
鳥やコウモリといった空を飛ぶ動物たちの動きのポイントとは?
特別企画”両面パラパラ動画”
表からも裏からも楽しめる!馬の走りと鳥の羽ばたき合計32枚の動画を掲載!
著者について
尾沢直志
北海道中標津町出身。東京デザイナー学院アニメーション科卒業。「スタジオジブリ」や「マッドハウス」で仕事をするうちに、韓国や中国に出張。アニメーターながら海外事情に詳しくなり、プロデューサーも兼ねるようになる。コンピューターを導入を機に、「オザワデザインワークス」を設立。ゲーム制作やイラストの仕事も開始。マッドハウス在職中からバンタン電脳情報学院で講師として後輩の育成にもあたるようになる。現在アメリカ、ドイツ、中国から招待されてアニメのイベントや学校で日本のアニメ技術やキャラクターデザインについて講座を持ち、本業のかたわら海外を飛び回っている。
月刊誌『CGWORLD』誌にて「キャラに命を吹き込もう!」を連載しているほか、『アニメ作画のしくみ〜キャラに命を吹き込もう〜』(ワークスコーポレーション)、『キャラデザの壷』(グラフィック社)などアニメーション制作に関する著作の執筆も行っており、仕事上さまざまな肩書きがつくようになったが、本業はあくまでもアニメーター。主な作画参加作品に、劇場版アニメーション『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『AKIRA』、『X』。PS2用ゲーム『ちょびっツ』ほか。
Part0 カラーイラストギャラリー 〜colour collection〜
- 0-1 モーションではなくアニメーション
- 0-2 感情を考慮して動きをつけよう
- Column1 「製作」と「制作」の違いとは?
Part1-a 泳ぐ生き物たち
- 泳ぐ生き物たちの動きから学ぶ“泳ぎ”の理屈 〜魚〜
- 泳ぐ生き物たちの動きから学ぶ“泳ぎ”の理屈 〜海生ほ乳類〜
Part1-b 泳ぐ生き物たち 〜人間との比較〜
- 人間の“泳ぎ”①クロール篇
- 人間の“泳ぎ”②平泳ぎ篇
- 人間の“泳ぎ”③バタフライ篇
- 人間の“泳ぎ”④背泳ぎ
- “泳ぎ”を作るために必要な動き
Part2 走る生き物たち
- 豊富な種類を持つ四足の動物たちの動きと演技
- イヌ、ネコ、象、トカゲ さまざまな四足の動物の動き
- 狼(走る、止まる、起き上がる、伸び)
- 猟豹(走る、ジャンプ、しのび足、立ち上がる)
- 象(走る、起き上がる、いななく、耳の動き)
- 蜥蜴(歩く、方向転換する、前後の両足の動き)
- アニメーション作品にかかせない重要な四足動物 〜馬と鹿系キャラ
- 馬(走る、いななく、ジャンプ)
- 鹿系キャラで考える シーンにあった的確な枚数
- デザイナーの好奇心を満たす動物キャラ 〜恐竜〜
- デザイナー的におもしろく応用がきく動きをする架空動物
Part3 飛ぶ生き物たち
- 翼の構造を考えながら“鳥”らしい動きを作る
- ドラゴンや蝙蝠など翼のある動物をデザインする
Part4 巻末企画:両面パラパラ動画
- 両面パラパラ動画の遊び方
- 馬(単体での走り 八枚の動画)
- 馬(人を乗せての走り 八枚の動画)
- 鳥(単体での羽ばたき 十六枚の動画)
Column
- 水に色はあるのか
- 水中での基本的な効果である“泡”の表現
- 水中での基本的な効果である“波”や“飛沫”の表現
- 日本と欧米のアニメーションの違い
- アニメーターへの第一歩は画力より眼力から
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